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61 気持ち ページ38

〜時透有一郎side〜

A『ごめんなさい、有一郎。
私、“誰かを好きになる”事が、分からないの、、、。

本当にごめんね。



友達として、これからもよろしくお願いします。』








分かっていた。
Aがこう言っていつも断る事を。


有「ああ。分かっている。」


A『?』


有「ここからが、本題なんだ。」








これから言おうとしていることに
嫌気が差す。









でも、二人の幸せが、





、、俺の幸せでもあるから、、、、。


有「お前、好きな人、いるだろ。」


A『?!どう言う事?
私、“好きと言う事が、分からないのよ!』



違う。


有「お前は、自分の気持ちを隠したいだけだ。
本当は、気づいているんだろ?」


A『何言いたいのか、全然分からない!

だから、言っているじゃない。』


有「いい加減逃げるのはやめろ。

もう平和な世の中なんだ。」




(俺は、無一郎から言われて、
あいつらに起こった事は把握している。

彼女には、記憶が無いが、
無意識のうちに、縛られて、気づかない様に、
自覚しない様にしているんじゃないのか、、、?)





俺の言った事に首を傾げるA。





よく考え、自分の気持ちを見つめてくれ、、、。









この恋が、叶わなかった者が出来る、
精一杯の事だから、、、、。




A『、、、、ねえ。
ひとつ聞きたいことがあるんだけど、、、。』


有「どうしたんだ?」






聞きたくない。
聞かなきゃならない、、、、。


A『人を好きになるって、どう言う事?』


有「難しいな、、、。
質問するから、それを心の中で答えてくれ。」


A『分かった。』

有「嬉しい事があって、最初に伝えたいのは誰だ?」


有「辛い事があって、慰めて貰いたいのは誰だ?」


有「普通に生活していく中で、一番考えてるのは
誰の事だ?」






有「、、、誰だ?
これで終わりだ。
当てはまった項目が多い人が、Aの好きな人
だろう。」






そういうと、一気に顔を赤くする彼女。

可愛いなぁ、、、。






タイムリミットが迫り、無一郎達の方に戻る。


無「A。ちょっと来て。」


A『うん。』









ここの位置からでは、声は聞こえない。









でも、心なしか、
二人の頬が赤く染まっている気がする、、、、。









ああ。
やっぱり二人は両思いなんだな、、、。









俺の頬には、
生暖かい水が流れていた。

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♪kazune☆彡(プロフ) - minaさん» ポッキー出たら良いですね! (2021年11月18日 6時) (レス) id: 7c1ce86933 (このIDを非表示/違反報告)
mina - ポッキー!今日のおやつは何だろな〜 (2021年11月17日 17時) (レス) @page45 id: b59e02eebb (このIDを非表示/違反報告)
♪kazune☆彡(プロフ) - こえさくさん» 美味しいですよね。トマト味とかサラダ味とか色々な味があって、美味しいですよね。 (2021年11月15日 16時) (レス) @page45 id: 7c1ce86933 (このIDを非表示/違反報告)
こえさく - コメント失礼致します。私はプリッツ派です!! (2021年11月14日 0時) (レス) id: fcbbde9f9c (このIDを非表示/違反報告)
アマリス(プロフ) - ♪kazune☆彡さん» こちらこそお久しぶりです!すみません、仕事があったので気付きませんでした…。はい、リクエストと言ってもいいですよ! (2021年11月6日 17時) (レス) id: 7d0074fb6d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:♪kazune☆彡 | 作成日時:2021年5月5日 21時

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