オ フ ィ ス ラ ブ 。((橙))

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丸山side





す「あ、マル」


丸「渋やん先輩、おつかれさまです」






トイレに入るなり、渋やん先輩が顔を洗ってる姿が目に入った。




先輩寝てて、村上さんに怒られてはったからなぁ。

「顔洗ってきい！」って。コピーしてる俺のとこまで聞こえてきたから。







す「渋やん先輩ってなんやねん、ホンマ」


丸「先輩がそう呼んでって言われてたんじゃないですか！」


す「呑みの席やん。覚えてへん」







「でもまぁ、そのままでええで」ってちょっと照れ臭そうに言うこの人を、今日もツンデレだと思う。




渋やん先輩、すきやぁ







す「あ、なぁ昨日飲み会やった？」


丸「ん、ハイ、飲み会でした」


す「A来てた？」


丸「Aちゃん来てました」


す「大倉来てた？」


丸「おーくら…あ、おった！おりました」



す「やっぱな〜…。

アイツらデキてんのちゃう？」







え⁉︎


大倉とAちゃん？








丸「そんな噂聞いたことないっすよ」


す「噂なんてアテにできひんから。

さっき、このいっそがしい時に大倉はAのとこにわざわざ来てなー、」



丸「おーくら仕事できますもんね」


す「せやねん、効率ええとことか何かムカつくねん。ムカつく通り越して尊敬してんねん」


丸「通り越しすぎちゃいますか、それは」









大倉とAちゃん、付き合うてんのかな？







何やろう、なんか、なんか…。









丸「俺もなんかイライラしてきました」


す「おっ、お前も？笑」


丸「大倉どこやぁぁあ」









Aちゃんのこと、ほんまに傷付けたらあかんから。



彼女やない女子にこんなこと思ったことない。







俺にとって、Aちゃんって何かしら大切な子なんやろーな。

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