17話 兵庫水軍 ページ19
山賊「こいつ、さっきは分からなかったがよくみるとかなり綺麗な顔してんじゃねえか!」
山賊「ああ。こいつぁ上玉だ。売り飛ばせば高値がつくぞ!はっ!とんだ大儲けだなあ!」
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ガゴンッ
傍で大きな物音がし、私は目を覚ました。殴られた後頭部がずきずきして痛い。それに意識もまだ朦朧としている。
手足は縛られて身動きとれないし、と思い辺りを見回す。薄暗くて所々に柱のようなものが立っている。それに外からは波の音がする、波...
幸「波!?」
という事は今私は海面の上?船の中?場所はどうであれせめて陸が良かったなー。
んー、にしても何この状況、、もしや私あの山賊に売り飛ばされちゃった?どうしよー...よし!現実逃避しよう!ってことで今日の夕御飯何かな〜。あっさりしたものがいいな〜。
ガゴンッ ドンッ
突然船?が大きく揺れ、私は近くにあった柱におもいっきり後頭部をぶつけた。
いったーーーー!!まだあの山賊から殴られた時の傷癒えてないのにー!そんな事を考えているとまた、意識が朦朧としてきて本日2度目、幸君は気を失いました。
?「兄貴!保管庫に人が!」
?「なに!...酷い怪我だ、早く水軍館に運ぼう」
パチッ
あれ、また別の場所?
?「おお、目が覚めたか」
幸「...誰だ?」
?「俺は第三協栄丸だ」
第三「お前さん。敵船に捕まっていたみたいでな。それで家の若い衆がお前さんを見つけて、酷い怪我だったから此処、水軍館に運んで来たってわけだ」
幸「ほぉ〜。これはご丁寧にどうも」
第三「なーに、構わないさ!ところで、お前さん名前は?」
幸「幸だ」
第三「そうか幸。宜しくな!」
幸「宜しく」
今気づいたが頭には包帯が巻かれてある。こいつがやってくれたのか?
第三「あっ、それか。それも家の若いのがやったんだ」
意外に器用な奴もいるんだな。私は頭に丁寧に巻かれた包帯を触りながら思った。
第三「ところで幸。その服着てて気持ち悪くないか?」
私は自分が着ている服を見る。背中や腹部辺りに少し乾いた血がべっとりとついている。
幸「わお」
第三「取り敢えず、風呂入ってその服着替えるか?あ、心配するな。着替えはちゃんと用意する」
幸「そうしてもらえると有難い」
風呂にて
幸「あー。極楽極楽」
一方その頃
零「僕も兄さんを探しに行く!!」
シナ「零君落ち着いて!今先生方や上級生達が探してくれてるから!」
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ユキナ - とてもおもしろかったです!更新待ってます( *・ω・)ノ (2019年5月19日 8時) (レス) id: 2f84e3a301 (このIDを非表示/違反報告)
小豆もち - はじめまして!返信遅れてすまいすみません!名前変更はしてないんです。申し訳ありません!! (2018年11月11日 21時) (レス) id: 2932db30f1 (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - はじめまして!名前変更可能ですか? (2018年10月18日 0時) (レス) id: 9ff0393da1 (このIDを非表示/違反報告)
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