第46話 ページ8
副長室を出た私は屯所の玄関へと歩いて行った。
その途中で沖田さんに会った。どうやら私の様子に違和感を感じたようだ。
沖田「どうしやしたか?A。さっき土方さんに呼ばれてやしたが、なんかあったんですかィ?」
どうやら私が緊張して歩いていたのを変に勘違いされたらしい。
A「いえ、今日の仕事の話だったんですが、その仕事が、明日の粛清場所の視察なんです。
責任重大とか思って緊張しちゃって…。」
私がそう答えると沖田さんは、
沖田「明日の粛清場所の視察はすでに行われてまさァ。
Aの視察はあくまで最終確認と、仕事に慣れるためだと思いやす。
そこまで緊張する必要はありやせん。」
と言った。沖田さんの一言でだいぶ緊張がなくなった気がする。
A「ありがとうございます、沖田さん。」
私がそう言うと、沖田さんは私のフードを私の頭に被せた。
沖田「視察と言っても攘夷志士がうじゃうじゃいるところに行くんでさァ。
フードは被って行きなせェ。」
確かにフードは被るべきだ。フードを被っておけば、攘夷志士に私の顔を知られることも無いし。
私は沖田さんにお礼を言うと、屯所から出た。
副長からもらった地図を見ながら目的地まで歩いていると、人にぶつかった。
地図を見ながら歩くのは歩きスマホ並みに危険だったらしい。
すぐそこには川がある。ちなみに柵はない。私が落ちそうになったその瞬間…
誰かに腕を掴まれギリギリ川に落ちずに済んだ。私は助けてくれた人を見ようと振り向くと、そこにいたのは人間ではなかった。
ペンギンみたいな…でもペンギンじゃなくて…とにかくよくわからない生物がいた。
驚いてしまったせいで、声は小さくなってしまったが、
A「ありがとうございます…。」
一応お礼は言った。すると、その生き物は何処からか分からないがプラカードを出した。
文字を見てみると、
?《大丈夫ですか?》
と、書いてあった。どうやらこの生き物はプラカードで話すらしい。
でも、きちんと話せるぐらいの量のプラカードがあるのだろうか?
A「大丈夫です。ところで名前はなんて言うんですか?
今は忙しくてできないんですけど、今度きちんとしたお礼をしたくて…。
あ、私は城ヶ谷Aです。」
すると、
エリザベス《エリザベス》
と、言うプラカードが出ていた。
どうやらこの生き物はエリザベスという名前らしい。
女の子なのかな?
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
91人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さどぱか(プロフ) - 朝見たら、君の作品が更新されてた!見てきます!あと、コメントありがとう!(KYSさんが大好きなあなたのリア友より) (2020年2月6日 6時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ少年(プロフ) - やあ☆((ごめん。ンンッ続編おめでとおおおおおおうッッッ!!!お気に入りとかしといた!!頑張れ!!あと私の作品のコメントありがとう!!(リア友より) (2020年2月6日 0時) (レス) id: 4071674049 (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - アリサさん» 続編も読んでくださり、有難うございます。 (2020年1月9日 17時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - えっ.....。 このお話、、、めっっっちゃ好こ。 (2020年1月6日 23時) (レス) id: c696a7446c (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - 猿山のゴリーランドさん» コメント有難うございます!コメントしてくださって大丈夫ですよ!これからも更新頑張るので、よろしくお願いします! (2019年12月29日 15時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さどぱか | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/O1rSdKG5jR4/
作成日時:2019年12月28日 20時