第55話 ページ17
私が局長室に入ると、近藤さんは笑顔で暖かく迎えてくれた。
部屋の隅にあるゴリラの置物が少し気になるが、これは無視しよう。今回の件には無関係だし。
近藤「ところで、どうしたんだい?」
A「この前話していた『神真予言書を崇める会』についてなんですけど…。」
私が近藤さんにそう言うと、
近藤「『神真予言書を崇める会』がどうしたんだ?」
近藤さんは上半身を軽く動かし、姿勢を正した。どうやら、私が崇める会の有力情報を持っていると勘違いしているみたいだ。
っていうか真選組ではみんな『神真予言書を崇める会』って略さずにいうのかな?大変そう。
でも、みんなが略さないってことは、私が作った略語である『崇める会』っていうのは通用しないってことなのかな?少し残念。
A「『神真予言書を崇める会』の話ではなくて、どちらかというと、『神真予言書』についてなんですけど…。」
私がそう答えると、近藤さんは不思議そうな顔をした。
近藤「どうしてAちゃんが神真予言書について知ってるの?」
どうやら近藤さんは私がここにきた頃に話した話を忘れてしまったようだ。
A「私がここに来た頃に自分がこの世界に来た経緯についてお話ししましたよね?」
近藤「トシと総悟から、少し聞いた。だから、詳しくは知らないんだ。」
どうやら近藤さんは忘れてしまったわけではないみたいだ。元から知らなかったという可能性の方が高い。
A「そうだったんですか…。」
近藤「少しと言っても、Aちゃんが、知っておいて欲しい情報を知っているかもしれないから、そのまま続けて話していいよ。」
近藤さんが私にそう言った。
A「ありがとうございます、近藤さん。で、知っておいて欲しい情報というのを簡単に一言で表すと、私は神真予言書の関係者であるということです。
私は神真予言書を書いた神様の部下が、『この世界に1人の少女がやって来る』という落書きをし、そのせいでこの世界に来ました。
しかし、神様には私が書かれている項目について、詳しく教えてもらえませんでした。
そして実際にこの世界に来ました。そして、『神真予言書を崇める会』の存在を知りました。
そして私は疑問に思いました。なぜ、この世界を治めている神様の予言書を崇める団体が世間の敵なのか。
大体の理由は分かりました。しかし疑問が一つあるんです。今日、資料室で神真予言書らしい本を見つけたんです。」
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さどぱか(プロフ) - 朝見たら、君の作品が更新されてた!見てきます!あと、コメントありがとう!(KYSさんが大好きなあなたのリア友より) (2020年2月6日 6時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ少年(プロフ) - やあ☆((ごめん。ンンッ続編おめでとおおおおおおうッッッ!!!お気に入りとかしといた!!頑張れ!!あと私の作品のコメントありがとう!!(リア友より) (2020年2月6日 0時) (レス) id: 4071674049 (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - アリサさん» 続編も読んでくださり、有難うございます。 (2020年1月9日 17時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - えっ.....。 このお話、、、めっっっちゃ好こ。 (2020年1月6日 23時) (レス) id: c696a7446c (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - 猿山のゴリーランドさん» コメント有難うございます!コメントしてくださって大丈夫ですよ!これからも更新頑張るので、よろしくお願いします! (2019年12月29日 15時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さどぱか | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/O1rSdKG5jR4/
作成日時:2019年12月28日 20時