私の努力は報われました。 (ページ8)

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第33話ページ8

そして、時間が経つ。
治療に専念して2か月。
私は石をはめて走るくらいなら、できるようになった。
私はりんごと話していた。

リルーナ「そういえば、りんご。りすくまさんが言っていた、サタン様の魔力の三分のニくらいある患者さんがいるって
言ってたけど、案内してくれない？」

りんご「……別にいいけど、いいの？」

リルーナ「え？」

りんご「なんでもない。行こ。」

何があったのかな…。
とにかく、その子も私と同じ病気ならその子と頑張らなきゃ。

私はりんごに案内される。
そして、一つの病室へ案内される。

りんご「入ってどうぞ。」

リルーナ「え？いいの？」

りんご「……うん。」

私はりんごに言われ、入ってみる。
すると、そこには部屋で暴れまわってる人がいた…。

リルーナ「な、なにこれ…。」

りんご「また布団壊しちゃってる…。
はいはい、やめましょうね…。」

何が起きているのか、分からなかった。
りんごは、頓服…落ち着く薬を飲ませるとその子は暴れず落ち着いた。

りんご「この子、メアっていう子なんだけど、この子は病状が酷すぎてまだちゃんとした、あの石を作られていないの。
この子くらいかな。こんなに暴れちゃうの。
薬を飲めば治るんだけど、暴れちゃう時は暴れちゃうんだ。」

リルーナ「なんとか…ならないの？」

りんご「今はこの子、治療法がないんだ。」

そんな…。

私は絶句した。同じ病気でも、
こんなに重かったらこんな風になってしまうと。

りんご「だからね、頑張ってほしいんだ。
この子にいつか治療法が見つかるように、
それまでエリカが頑張ってくれたらもしかしたら、
治療法見つかるかもしれないから。
だから、頑張ってね。」

リルーナ「うん…。」

私、頑張るよ…この子がいつか治るように、
私も頑張って祈るよ…。