私の努力は報われました。 (ページ7)

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第32話ページ7

そして、目が覚める。
すると、胸元に違和感を感じた。

リルーナ「これは…？」

胸元をみると、何かの装置のようなものが施されていた。

なんの装置だろ…。

りすくま「それは、さっき言った石をはめる装置だ。」

リルーナ「そうなんですか…。」

りすくま「さっそく、石をはめてみるか？」

リルーナ「はい！」

りすくまさんが私の装置に石をはめる。
すると、全身に力が入らなくなった。
私は立てなくなってしまった。

りすくま「どうだ？」

リルーナ「な、なんで立ち上がれなっ…。」

りんご「大丈夫！？」

りんごはすぐさま駆けつけてくれた。
私はりんごの肩を借りて、立ち上がる。

リルーナ「その…これって…。」

りすくま「魔力がその石に預かっているせいか、立ち上がる力も無くしたんだろう。」

リルーナ「じゃあ、この治療を続けるにはどうしたら…。」

りすくま「慣れることしかないだろうな。」

治療といっても、私は手術や薬を飲めば治るものと思っていた。
だが、こんな辛い治療だとは思わなかった。

リルーナ「わかりました。私、両立します。勉強も、この治療も。」

レニー「よく言ったわね。待っていたわ。その言葉。」

リルーナ「はい。」

頑張るからね、シェゾ…。