第31話 ページ6
診察が終わると、診察室に呼ばれた。
私とレニーさん、それにりんごとまぐろもりすくまさんの話を聞いた。
りすくま「貴方はサタン様の魔力の三分の一くらい魔力を持っている。
間違いなく、崩壊適性終世病だ。
まぁ、重い患者はサタン様の魔力の三分のニくらいある。
君は、中間くらいだな。」
リルーナ「私より、重い人がいるんですか…。」
りすくま「ああ。まぁ、今度りんごくんとまぐろくんに連れてって貰うといい。」
私よりも、重い患者が他にもいるとだいたい分かっていたが、どれほどのものだろう。
サタン様の魔力の三分のニをほこっているなんて、想像もつかない。
どんな人なんだろ…。
りすくま「で、肝心の治療法だがこれを君の胸元に付けるんだ。」
リルーナ「これは…。」
見せられたのは、青の丸い石だった。
綺麗…。
でも、こんなので治るの…?
りすくま「本当に治るのかって顔をしているな。この石は、可能な限り付けている間魔力を吸いとるんだ。
これはな、魔力の調節が難しくて、最初付けた者は立てなくなるほど、
調節しづらくて、この石に全て魔力を吸いとられる。」
立てなくなるほど…。
それは、どんなに酷なものか。
はっきり分かる。
りすくま「まずは、この石をはめる装置をつけなくてはな。こっちに来い。」
りすくまさんについていくと、また怪しい感じの所へ案内される。
りすくま「ここに寝っ転がっていてくれ。」
私は、指定された所に寝ていると。
りすくま「ちょっと痛いが我慢していてくれ。」
りすくまさんが出したのは、針だった。
針は私の腕にチクッと刺される。
痛い…。
あ…れ…。もし、かして…麻酔…。
だんだん、ねむく…。
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作者名:五月七日 詩乃 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年1月23日 20時