1 登校中 ページ2
Aside
「あの〜、いいんすか?」
「いいの、いいの」
「でも絶対、おひいさん怒りますよ…」
ジュンくんは子犬のような目で私を見た。
「あはは、それはまずいね〜」
「Aさん、笑いごとじゃないです…」
実は今、私とジュンくんで登校中なのだ。
「おひいさん、あんたのこと大好きだからただじゃすまないっすよ…」
ジュンくんは気だるげに息を吐いた。
申し訳ない気もするけど、日和が悪いのだ。
毎朝、私は日和と一緒に登校している。
けど、最近日和は起きるのが遅めで迎えに来てもどうしようにもないから
同じクラスで日和と同ユニットのジュンくんと今日は行くことにしたのだ。
「大丈夫だよ」
「あんたって人はほんと、呑気だ…」
「日和が起きないのが悪い」
ジュンくんは頭を手で押さえた。
その時、私の携帯が鳴りだしたので、私は慌てて電話に出る。
「もしもしー、日波です」
「Aちゃんっ、なんで今日迎えに来なかったね…!?」
声の主は日和だった。
「だって、日和が遅いのが悪いんじゃない」
「いつも、家まで来て起こして着替えさせてくれたのね…」
「私は日和のお母さんじゃないのっ」
あまりにも甘えたこと言うから、電話切ってやろうかと思ったけど
それはかわいそうだもんな。
すると、ジュンくんがふいに小さい声で私に向けて行った。
「まさか、電話っておひいさんですか…?」
私にしか聞こえないぐらいの声量でささやいてたのに
日和はすぐに反応した。
「Aちゃん、そこにジュンくんがいるね…?」
「な、何言ってんの…いるわけないし」
「歩いてる足音が一人じゃないね」
「!」
歩きながら話していたけど、聞こえてるとは…!
末恐ろしいぞ、この男…。
「そして、Aちゃんの仲良い子っていったら同じクラスのジュンくんしかありえないね」
「うっ…」
「言い逃れはできないね、ぼくはすぐにそこに向かう」
一方的に告げ、日和は電話を切った。
「どうしよ、ジュンくん…ばれちゃった」
「仕方ないっすよ、おひいさん、あんたに依存してるから…束縛って言うほどではないか」
怯えながらもジュンくんは私の歩くペースに合わしてくれている。
きっと、日和はジュンくんにも怒りそうだけど
でも、電話での声聞いたら一番私に怒ってるに違いない気がする…。
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美玲(プロフ) - おひぃ様いいですよね！おひぃ様もだしEden！Edenが尊いんです!!!!!おひぃ様誕生日おめでとう🎂!!!!!これからも更新頑張ってくださいね!!!Eden最高!!!!! (2022年7月21日 14時) (
レス) id: 0536cf4548 (このIDを非表示/違反報告)
ふわむにゃ(プロフ) - 蜜柑さん» ありがとうございます！嬉しい…！ (2019年8月16日 14時) (レス) id: af6be9856c (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - おひいさんが尊い(*´∇｀*)物語もとても面白かったです！これからも応援してます。 (2019年8月8日 0時) (レス) id: 85d14ba6ea (このIDを非表示/違反報告)
ふわむにゃ(プロフ) - 夜月さん» 更新全くできてない状況ですが…、嬉しい言葉ありがとうございます！ (2019年7月14日 1時) (レス) id: af6be9856c (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 面白かったです♪夢主ちゃんはおひいさんの良き理解者だから...頼む夢主ちゃんっ！！テンシの話を断ってくれ...！！他校で推しラン1,2位に入ってるおひいさんには傷ついてほしくないのｯ！HAPPY ENDになりますように... (2019年6月27日 13時) (レス) id: 3bb4ad65c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわむにゃ | 作成日時：2019年1月13日 3時
