*No69 ページ31
嵐山「A、三輪、おはよう」
A「嵐山さん、おはようございます」
嵐山「玉狛の新人もいるぞ。声でも掛けて来たらどうだ?」
A「そうしたいんですけど」
「一応、玉狛支部関係だと知られないようにって指示があるので」
「なので、遠くから見てます」
嵐山「そうなのか、わかった」
「もう少しで始まるから、三輪とそこのソファーで見てるといいよ」
A「ありがとうございます」
「三輪くん、いこう」
三輪「あぁ」
ヒュース君ならすぐB級上がちゃうんだろうな
大規模侵攻のときも迅さん同等だったし
嵐山「それでは訓練生のみんな集まってくれ」
嵐山さんの掛け声で何十人もの訓練生が集まってきた
その中に分かりやすく、ヒュース君の姿があった
黒だから目立ちやすい
試験が始まると
バッサ、バッサと倒して
すんなりした顔で帰ってきた
ヒュース「A」
A「ヒュース君、お疲れ様」
「昨日はごめんね。訓練するって言ったのに」
ヒュース「大丈夫だ」
「昨日は帰ってきたら疲れてたみたいだったし......」
A「今日、それの詰め合わせするね」
ヒュース「楽しみにしておく」
A「次は仮装訓練室だよね」
「ヒュースくんならすぐにB級上がれちゃうね」
ヒュース「早く上がって、いつもAたちがやってる個人ランク戦がしたい」
A「私もやってみたいな」
三輪「・・・・・・・」
A「ほら、ヒュース君.....」
「嵐山さんについていきな、待ってるよ」
ヒュース「あぁ」
「今日も帰ったらよろしく」
A「うん」
「ごめんね、三輪くん!!」
「嫌だったよね?」
三輪「大丈夫......だけど」
「Aはあいつの師匠なのか」
A「あっ、うん。そうだよ」
「6:4でギリギリだよ。師匠と呼ばれていいものなのか、危ういよ」
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作者名:どら焼きパン | 作成日時:2022年3月19日 22時