君と結婚するまで【佐野万次郎】

◇15. 楽しい中学生活の始まり＿＿＿ ページ16

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ふぅ…


入学式間に合ってよかったぁ…


１年５組の教室で自分の席に座り、ひとまずホッと一息。




あれから、私と、マイキーくん、ドラケンくん、
場地くんで、中学校まで全力ダッシュで、なんとか入学式が始まる前に着くことができた。



でも私は、3人のスピードに、ついていけなかったから、マイキーくんに…



…えっと…その…、お姫様だっこをして運んでもらった。





そして、そのマイキーくんはというと、私の隣の席に座っている。



そう、私は"咲来"で

マイキーくんは"佐野"


ってわけで、名字さしすせそ順で、隣の席…!



「中学でも隣の席だな。やったな」


嬉しそうに笑うマイキーくんに、私も笑みこぼれる。


「うん…!やったぁ」



素直な嬉しい気持ちを、精一杯伝えた。








これから楽しい中学生活が始まる＿＿＿

















＿＿＿＿＿はずだった。







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「大好きマイキー」

「ぎゅってして？」










『え…』




少し肌寒くなってきた秋の季節。


秋晴れの空の下


可愛い女の子と抱きしめ合うマイキーくんがいた。

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