後悔した選択を、俺は後悔していない (ページ2)

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あの日から、わずか1週間後。

「リヴァイさん。
　私を調査兵団に入れてくれませんか。」

リヴァイの紅茶に付き合っていたAは、そう言った。

「ダメだといったはずだ。
　エルヴィンもそう言っていたろう。
　大体なぜ此処に固執する？」
(まあ・・・その気持ちは分からなくもないが。)

かつてのファーランとイザベルを失った痛みを抱えるリヴァイにしてみれば、
その気持ちは良くわかる。
Aはシュンと下を向く。

「確かに、私足も遅いし、立体機動装置は使えるけどブレードまともに持てないし・・・
　でも、私を助けてくれた調査兵団に恩返しがしたいんです。」

予想と相反する答えに驚くリヴァイ。
彼女に質問をななげかけた。

「巨人を絶滅させたい、じゃなくてか？」

Aは少し笑ってこう言う。

「さあ。どうでしょうね。」

リヴァイはその曖昧さに憤りを覚えたが、

「分かった。エルヴィンに話を通しておこう。」