飲んでも呑まれるなと言う教訓を忘れた瞬間。 ページ24
もう夜です。←
ユウタサイド
んー、遅い。帰ってくるって言ったのに遅い。
だってもう6時です。遅いです。会わないで24時間経ってます。さみしい。会いたい。
すると宿舎のインターホンが鳴った。
「…はーい、」
『ユウタヒョン！！』
「んあ"っ！？」
勢いよく抱きつかれてアイドルとしてあるまじき声が出た。なんてこった。
後ろからマネヒョンさんがやれやれと言う風にため息をつきながらきた。
「ごめん、そいつ酔ってる。」
「え。あ。酒くさっ！」
俺の首元に顔をグリグリ擦り付けてくる。
「A明日から4日休みだからつって羽目外しすぎた。」
「あ〜、」
「二日酔いだと機嫌クッソ悪いからほっといてあげてくれ。あとゆっくりさせてやって。」
「ああ、はい、…」
じゃあなあー、とドアを閉めてしまったマネヒョンさん。
あの人いないとか何してるのかわかんないんだよねえ。
とりあえず抱きついてくるAの肩を掴んとで引き剥がすと、やああ！！とか喚きながら抱きついてくる。
「耳元で騒がないで！」
『やぁ…ユウタヒョン……ユンオぉ、が…あぁあ〜、』
いきなりユンオユンオ言いながら俺にぎゅうぎゅう抱きついてくる。
俺ユンオじゃないよ！！と肩を押すけど離れない。身長でかすぎ…。
「んー、重い！」
『……ゆんお…………好き……まじ、んー』
「…ぁ、うん、」
俺も好きだよって言いたいところだけどユンオに言ってるつもりっぽいからやめた。
あーいいな。俺も同じ歳で韓国人だったらなあ。
『…まじ、俺の、さいこー、…の……親友……ん"ん"…』
「……親友かい！」
可愛さ余って憎さ百倍なんだけど。
頬を軽くビンタすると、いったあ、と涙目になる。かわ、おいかわいい、なにこれ、助けて。
「俺、ユウタ。」
『………ゆーたひょん……、ん、』
「んー？なに？」
『…俺のこと慰めて？』
「え、…え？」
どうやって、と言う暇もなく乱暴に胸元の服を掴まれて壁に押し付けられた。
なんで、そんなことを考えてたら視界いっぱいにAの顔があって、あ、キスされてるんだ、と冷静な頭が不思議だった。
「ン、んッふ、…ッい、たっ、」
今更になってぶつかった後頭部とキスで当たった歯がずきずき痛くなってきて肩を本気で押すとちゅう、と最後に吸い付いてからぱっと簡単に離れていった。
「っは、な、なんで、…」
飲んでも呑まれるなと言う教訓を忘れた瞬間。2→←マネージャーは辛いよ。4
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 320人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
華 - 名無しさん» 正直言って、小説等となると誰かが悪く言われたり、悪くなってしまう事はあると思います。急に横から入ってきてすみませんでした。あくまで個人の意見です。 (2019年9月19日 23時) (
レス) id: 1128e57cc5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - NCTが好きで見ていたのですが、少しTWICEのモモをディスってる部分がありませんか？TWICEも好きなので少し見ていて気分が悪くなりました。 (2018年6月12日 15時) (レス) id: f59bc7c500 (このIDを非表示/違反報告)
たかのり(プロフ) - 浮気症攻め最高です！みきさん大好きです！ (2018年2月4日 23時) (レス) id: d7909b0b85 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みき。
x他1人 | 作成日時：2018年1月19日 23時
