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飲んでも呑まれるなと言う教訓を忘れた瞬間。2 ページ25

ジェヒョンサイド

A遅いなあ、とか考えてながら部屋に携帯充電してたなと思い出して部屋に行こうと廊下に出たら変な声が聞こえてきた。

「ゃ、ッあ…っんん、っ!」

玄関の方からだったから近づくと案の定ユウタヒョンとAがいた。
なにやってるんだ、とため息をついた。
Aにキスされながら服の中に手を突っ込まれてなにされてるかなんて一目瞭然。
酔ったら俺のところにおいでって何回言わせるんだよ。

「A。」
「ぁ、う…ゆ、んお…っ」
『………ん、?』

首筋を撫でて頬を抑えてこっちを向かせると素直にこっちを向いた。
俺だよ、と笑って頭を両手で撫でると舌ったらずに俺の名前を呼んだ。ああすっごい酔ってるな。
ずるずるっと座り込んだユウタヒョンを見ると顔真っ赤で涙目。

「ユウタヒョン、ちょっとA借りますね。」

借りちゃいけないのはわかってる。
けどこのままユウタヒョンを抱くのなんて見てられない。
練習生時代からの俺の役目だから。
Aが荒れてた時に未成年喫煙も飲酒も見て見ぬふりしてた。
18になったある日、一線を超えた。親友だから友達だからじゃもう理由はつけられなかった。
俺は大丈夫、と笑うとAは何回も謝った。

『ゆ、の…』
「ん…ほら、おいで。」

俺よりも少し大きい身長の彼を抱き締めて自分の部屋まで手を引く。

「ユウタヒョン、あとは、できますよね。一人でも」

俺は知っている。ユウタヒョンがAの方が好きなのを。
だからこそ横から奪っていくことに意味がある。
Aは俺の方が好きなんだと。
見せつけてやりたい。
熱い、と小さく呟くAの手を引いて部屋まで少し早足で歩いた。
ドアを後ろ手に閉めて向き合うとベッドに座ってぼーっと空を見つめてる。

「…するの?」
『…うん…』

その切ない表情は狡い、何度思ったか。
隣に座るとそっと唇を塞がれて吸い付くような軽いキスを何度もする。
泣いてしまいそうな顔。頬を手で撫でると甘えるように擦り寄って、俺の手に噛み付いた。

『……いい?』
「いいよ…。」
『…でも、…震えてる』
「だって、久しぶりじゃん。」

そうだった?と首を傾げた。俺からしたら結構長かった。でもお前はそう言う関係に困らなかそうだからな。

『本当に大丈夫?』

大丈夫、と抱きつくと抱き締められてそっと押し倒された。
ユウタヒョンには気を使わないくせに俺には気遣うんだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次アウト。

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- 名無しさん» 正直言って、小説等となると誰かが悪く言われたり、悪くなってしまう事はあると思います。急に横から入ってきてすみませんでした。あくまで個人の意見です。 (2019年9月19日 23時) (レス) id: 1128e57cc5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - NCTが好きで見ていたのですが、少しTWICEのモモをディスってる部分がありませんか?TWICEも好きなので少し見ていて気分が悪くなりました。 (2018年6月12日 15時) (レス) id: f59bc7c500 (このIDを非表示/違反報告)
たかのり(プロフ) - 浮気症攻め最高です!みきさん大好きです! (2018年2月4日 23時) (レス) id: d7909b0b85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みき。 x他1人 | 作成日時:2018年1月19日 23時

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