10話--依頼主 ページ10
ジョルノside
ブチャラティ達との通信が切れ、いよいよ依頼主が待つ部屋へ行くこととなった。
作りのいい扉が並ぶ中、目当ての部屋は奥から三つのところにあった。
先頭にアバッキオが立って、ドアをノックする。
朝から不機嫌そうだった(いつもだが)様子も依頼主の前では改めるのか眉が顰められていない。
その態度は尊敬に値する先輩だと思う。
アバッキオ「テメエらは余計な事喋るんじゃあねえぞ!」
フーゴ「声がデカいですね」
この一言がなければ余計に。
ノックの音がして、部屋の中から声がした。
アバッキオ「失礼します」
「ああ、君たちか」
フーゴ「本日護衛を担当させていただく者たちです」
「ブチャラティ君の所はみな優秀と聞いているから働きに期待しているよ」
アバッキオ「ありがとうございます」
「いやあ、それでも確かに君たちは頼りがいがありそうだけどあれだね」
アバッキオ「?」
依頼主の男は中肉中背、これと言って目立った特徴のない男だった。
それでも前から聞いていた男の歳は若めだと思っていたが古臭い話し方をする。
そんな男が何を言うかと思えば。
「女っ気が足らないね」
アバッキオ「………と申しますと」
アバッキオが遅れて返事をした。
「だから、女っ気がたらないよねえって話だよ」
フーゴ「ですが、今回の依頼内容は護衛とのことで―――」
「それでもさあ、なんていうの?ゴロツキにはわかんないかなあ?」
座ったまま話す男の態度はどんどん大きくなっていっているような気がした。
「世間体ってもんがあるんだよ、こういうパーティーには」
前二人のこめかみがひくついた気がした。
まさかこの人たちキレ散らかさないよな…?
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粉雪 - とても面白かったです！更新待ってます (2020年4月7日 14時) (
レス) id: 122e97ef96 (このIDを非表示/違反報告)
かの - もっと更新して欲しいです………頑張ってください (2019年8月7日 0時) (レス) id: 4c622cabb0 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - はうわぁめちゃめちゃ面白いよ.... (2019年7月6日 14時) (レス) id: 8b71951d75 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - アバッキオ大好き過ぎる格好いいイケメン (28話でアバッキオが刺された時『私を1人にしないで...レオーネ』って私完全に言ってました) (2019年5月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
楪(プロフ) - こんばんは！これから先の展開が気になる内容でとても魅力的です♪頑張って下さい！ (2019年4月8日 2時) (レス) id: 1daa0a0a8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒐 | 作成日時：2019年4月2日 21時
