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22 PM 11:23 no side ページ48

バタンッ――

集合住宅の一室。


3日ぶりに帰宅した彼は
使い物にならなくなったスマホを
充電器に押し込んでいた。


「……だりぃな。」


そう言いながら台所へ消えた彼。


暫くするとカップラーメンを片手に
再び居間に戻ってきて。

ラーメンができるまで何か見ようと
テレビをつけるが、この時間帯だ。
彼にとってめぼしい番組は
やっていなかった。


「くそっ!!つまんねぇな!!」


リモコンを画面に投げつけた彼。
ガツンッという音が部屋に響き渡る。

そして、そのリモコンは
充電器の隣に転がった。


「…なんだ?」


リモコンを回収しようと充電器に歩み寄った
彼は気づく。


息を吹き返したスマホは
一件の新着メールを彼に告げていて。


どうせ、あの煩い幼馴染みからだろう。


そう思いながらメールを開いた。


しかし


「………は?」


着信はその幼馴染みとは
別人物のからのもので。


衝撃のあまり
彼はスマホを手から滑り落とした。


いつもの彼ならきっと
その事にすら苛つきを露にしていただろう。


でもこの時の彼は……


「は……嘘だろ……?…何で……?」


……彼は困惑していた。


それもその筈、彼はもうその人物と
連絡を取ることはないと思っていたから。


だから、彼は着信を受けて
驚きを…困惑を隠せなかったのだ。



「門奈……A…?なんであいつから……」



口から零れたのは


あの少女の名前。


……そしてこの人物こそが
後に話の鍵を握ることになるのだが…。



……それはもう少し先の話だ。



【君の名前を呼べない 2 に続く】

お礼と続編のお知らせ→←22 PM 4:36



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設定タグ:赤司征十郎 , 黒子のバスケ   
作品ジャンル:アニメ
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アル(プロフ) - マナさん» マナさん温かいコメント本当にありがとうございます。お返事遅くなってしまって申し訳ないです…とても褒めてくださり、本当に本当に嬉しいく思っています!ありがとうございます!また続編の方も更新しましたので見ていただけると幸いです。。。 (2018年12月24日 0時) (レス) id: be6ab72684 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - はじめましてマナと申します。設定が面白くて一気読みしてしまったので、普段はコメントしない派なのですがお邪魔してしまいました。本当に発想力をわけていただきたいくらいです(笑)続編も読ませていただきますね。他作品も更新頑張ってください。応援してます! (2018年11月1日 23時) (レス) id: 4d017985c7 (このIDを非表示/違反報告)
アル(プロフ) - ホノボーノさん» ホノボーノさんご指摘本当にありがとうございました!言われるまで全然気づきませんでした。ごめんなさい。即修正しましたので赤司くんの名前を呼んでいるところはないと思います。本当にありがとうございます。以後気を付けます…。 (2018年4月24日 12時) (レス) id: 4bb3709ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ホノボーノ - 赤司とよんでわいけないところで赤司と呼んでいましたよ。 (2018年4月23日 23時) (レス) id: d691122adb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アル | 作成日時:2018年3月23日 14時

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