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24 PM 3:12 ページ36

「もっちーん…遅いよ。」

『ごめん、紫原くん…ってまた背が高くなったね…?』

私を見下ろす紫色の髪の毛の彼…
紫原くんは中学の頃から私のことを
もっちんと呼ぶ。

名字が門奈だから、もっちん。

『これ…お土産。』

急に訪ねたわけだから
お詫びの気持ちもこめて渡すと

「わぁー!!まいう棒の土瓶蒸し味だ〜!もっちんありがと〜!!」

と紫原くんは目を輝かせて受け取った。
お菓子が大好きなのは今でも変わってない
みたい。

『…ごめんね。突然お邪魔して。』

「いいよ〜。…どうせ赤ちんと喧嘩したんでしょ〜?」

『え?』

紫原くんの指摘に驚きを隠せない私。

『なんでそれを…』

「だって、もっちん〜、赤ちんと喧嘩すると一番最初にオレのところくるんだもーん。」

そう言われてハッとした。

確かに中学時代、1度だけ……
変わってしまった赤司くんと喧嘩をしたことが
ある。

その理由は私に告白してきた男の子が
その次の日には告白を撤回してきて。

事情を聞いたら赤司くんに脅されたとか
言ったため、赤司くんに理由を
聞きにいったら、珍しく理にかなった
事を言わない赤司くんがいて。
最後に私が腹をたてて
酷い言葉を言ってしまったからだった。

その時、一番最初に相談したのは
何故かさつきちゃんじゃなくて紫原くんで。

「え〜?オレ知らないし〜。」

そう言われておしまいだったんだけど…
あの後、どうやって赤司くんと
仲直りしたんだっけ…?


「ほんと、洛山の人もかわいそうだよね〜。絶対に被害受けてるよ〜」

『…。』

何も言えない。
確かにそうだから。

「それでー、どうすんの?仲直りできそうなの〜?」

『…分かんない。』

「えー?何で…「敦!」」

体育館の奥から声が聞こえて
私と紫原くんは視線を移す。

すると、間もなく

「休憩終わるよ…って、そちらは?」

「もっちん〜。中学の時のマネ〜。」

こちらに駆け寄って来たのは
左目が前髪で隠れた…イケメンだった。

あ、この人…確か……

「はじめまして…だよね?オレは氷室辰也。」

そうだ。氷室辰也さん。ここのSGだ。

『はじめまして。門奈Aです。』

「よろしくね。」

そう右手を差し出して握手を求めてきた
辰也さん。

イケメンぶりは黄瀬くんといい勝負だな。

そう思った。

24 PM 3:17→←25 PM 7:25 夢主side



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設定タグ:赤司征十郎 , 黒子のバスケ   
作品ジャンル:アニメ
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アル(プロフ) - マナさん» マナさん温かいコメント本当にありがとうございます。お返事遅くなってしまって申し訳ないです…とても褒めてくださり、本当に本当に嬉しいく思っています!ありがとうございます!また続編の方も更新しましたので見ていただけると幸いです。。。 (2018年12月24日 0時) (レス) id: be6ab72684 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - はじめましてマナと申します。設定が面白くて一気読みしてしまったので、普段はコメントしない派なのですがお邪魔してしまいました。本当に発想力をわけていただきたいくらいです(笑)続編も読ませていただきますね。他作品も更新頑張ってください。応援してます! (2018年11月1日 23時) (レス) id: 4d017985c7 (このIDを非表示/違反報告)
アル(プロフ) - ホノボーノさん» ホノボーノさんご指摘本当にありがとうございました!言われるまで全然気づきませんでした。ごめんなさい。即修正しましたので赤司くんの名前を呼んでいるところはないと思います。本当にありがとうございます。以後気を付けます…。 (2018年4月24日 12時) (レス) id: 4bb3709ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ホノボーノ - 赤司とよんでわいけないところで赤司と呼んでいましたよ。 (2018年4月23日 23時) (レス) id: d691122adb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アル | 作成日時:2018年3月23日 14時

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