26 AM 10:12 ページ27
あと4時間。
何してよう…?
とにかく入らないと怪しまれるし
何より勿体ないし…。
そんなことを考えていると
「あれー?Aちゃん?」
と後ろから声が聞こえた。
私はこの声を知っている。
というか…え!?
何でこの人、ここにいるの…?
『葉山先輩…!?』
遠足は私服で、髪型も自由。
オレンジ色の髪の毛を少し遊ばせた先輩は
「へぇー、Aちゃんのクラスもここだったんだー!やっぱり水族館良いよな〜。」
と近づいてきた。
あ、待って。先輩!
「…って、何で離れてくの?」
『先輩、分かってますよね?』
「ん?」
『私のクラス、あ…主将いますけど。』
「あっ、そうだっけ!?」
私が忠告すると
先輩は即座に辺りをキョロキョロと
見渡し、赤司くんを探した。
「いなかったー!あぶねぇ〜」
そう言って安堵の表情を見せた先輩。
『見つかったら怒られちゃいますよ。』
私は忠告のつもりでそう言ったのに。
「そっか!Aちゃん!見つからなければいいのか!!」
と何故か先輩は目を輝かせた。
…嫌な予感がする。
嫌な…というか、厄介な事が起こりそう。
そして、それはあたった。
私の手首を掴むと
「行こ!Aちゃん!」
とグイッと引っ張って歩き出した先輩。
『えっ!?でも先輩、他の人は』
「いーの!オレ、Aちゃんとまわりたいから!」
『でも、見つかったら――』
「見つからないようにするから!」
ちょっと!?先輩!?
『離して――!「大声出したら赤司にバレるよ?」』
そう言われて私は
口を紡ぐことしかできなかった。
「それに、Aちゃん、まわる人いないでしょ?このまま1人でまわるの?」
そして葉山先輩はさらに
痛いところをついてきて。
うー、……仕方ない。
『…見つからないようにしてくださいね。』
私がそう言うと葉山先輩は
「任せとけ!」
とニカッと笑った。
26 AM 11:43→←26 AM 10 :05 夢主side
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アル(プロフ) - マナさん» マナさん温かいコメント本当にありがとうございます。お返事遅くなってしまって申し訳ないです…とても褒めてくださり、本当に本当に嬉しいく思っています!ありがとうございます!また続編の方も更新しましたので見ていただけると幸いです。。。 (2018年12月24日 0時) (レス) id: be6ab72684 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - はじめましてマナと申します。設定が面白くて一気読みしてしまったので、普段はコメントしない派なのですがお邪魔してしまいました。本当に発想力をわけていただきたいくらいです(笑)続編も読ませていただきますね。他作品も更新頑張ってください。応援してます! (2018年11月1日 23時) (レス) id: 4d017985c7 (このIDを非表示/違反報告)
アル(プロフ) - ホノボーノさん» ホノボーノさんご指摘本当にありがとうございました!言われるまで全然気づきませんでした。ごめんなさい。即修正しましたので赤司くんの名前を呼んでいるところはないと思います。本当にありがとうございます。以後気を付けます…。 (2018年4月24日 12時) (レス) id: 4bb3709ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ホノボーノ - 赤司とよんでわいけないところで赤司と呼んでいましたよ。 (2018年4月23日 23時) (レス) id: d691122adb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アル | 作成日時:2018年3月23日 14時