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23 PM 0:16 ページ41

「そっか!洛山のマネだからオレのこと知ってるのか!」

私よりも少し前にいる高尾くんは
私の自己紹介を聞くと、ようやく
自分のことを知っている理由を
納得してくれたみたいで。

『うん…驚かせてごめんね。』

「いいよいいよー!可愛い子に認識されるなら大歓迎!!」

って…違う。私が言いたかったことは
これじゃない。

…だって、高尾くん、さっき以上に
自転車漕ぐの遅くなっているから。

『あのー、高尾くん。』

「ん?」

『…私まで乗って大丈夫なの?』

「大丈夫なのだよ。」

「ちょっ!?真ちゃん!!それ、オレの言葉!!」

そう。何故か私まで緑間くんと一緒に
リヤカーに乗せられて運ばれているのだ。


この2人がこの時間帯にここにいた理由。


それは買い出しに行っていたからなのだ
そうで。


今日は秀徳高校で文化祭が行われて
バスケ部は部活展の出し物として
お味噌汁を販売しているのだとか。

それが予想以上に大盛況だったらしく
食材が足りなくなったため、
急遽、高尾くんと緑間くんが買い出し係に
なったんだそう。


「Aちゃんも食べていきなよ〜味噌汁!真ちゃんが割烹着着て作るんだけど…」

『かっ…割烹着?』

「そう。割烹着。」

…緑間くんが……割烹着。

緑間くんが……………

「笑うなA。」

『………ククッ…!』

「笑うなと言っているだろ!!」

だって、想像で緑間くんに着せたら
似合ってるんだもん!
良い感じにおかん感が出てて……

『高尾くん…』

「え?」

『しゃ……しゃもじとかあるの?』

「A!!」

しゃもじ持たせたら完璧おかんだ。

「高尾!さっさと漕げ!宮地さんにキレられるぞ!!」

「それはゴメンだ!」

緑間くんの言葉によって
漕ぐスピードを速めた高尾くん。

…明日筋肉痛になってないと良いけれど。

とぼんやり考えていたら

「…それで、赤司と何があった?A。」

急に私の方を向いて緑間くんが
そう聞いてきたものだから

『え?』

と声が上擦ってしまった。
というか、何で分かったの?
昨日の紫原くんといい、何で……?

「お前がオレのところを訪ねてくるときは大体赤司と何かあったときだ。」

と言われたことで、そういえば
緑間くんにも喧嘩したときに相談したなと
思い出す。

緑間くんはその時、紫原くんよりも
親身に話を聞いてくれたけど

「あとは自分で何とかしろ。」

と最後は私を突き放した。

本当、赤司くんと
どうやって仲直りしたんだっけ…?

23 PM 0:23→←23 PM 0:12 夢主side



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設定タグ:赤司征十郎 , 黒子のバスケ   
作品ジャンル:アニメ
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アル(プロフ) - マナさん» マナさん温かいコメント本当にありがとうございます。お返事遅くなってしまって申し訳ないです…とても褒めてくださり、本当に本当に嬉しいく思っています!ありがとうございます!また続編の方も更新しましたので見ていただけると幸いです。。。 (2018年12月24日 0時) (レス) id: be6ab72684 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - はじめましてマナと申します。設定が面白くて一気読みしてしまったので、普段はコメントしない派なのですがお邪魔してしまいました。本当に発想力をわけていただきたいくらいです(笑)続編も読ませていただきますね。他作品も更新頑張ってください。応援してます! (2018年11月1日 23時) (レス) id: 4d017985c7 (このIDを非表示/違反報告)
アル(プロフ) - ホノボーノさん» ホノボーノさんご指摘本当にありがとうございました!言われるまで全然気づきませんでした。ごめんなさい。即修正しましたので赤司くんの名前を呼んでいるところはないと思います。本当にありがとうございます。以後気を付けます…。 (2018年4月24日 12時) (レス) id: 4bb3709ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ホノボーノ - 赤司とよんでわいけないところで赤司と呼んでいましたよ。 (2018年4月23日 23時) (レス) id: d691122adb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アル | 作成日時:2018年3月23日 14時

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