1話 ページ3
昨日アタシは高卒から勤め続けた会社をクビになった。
原因は嫌いな上司を殴ったから。
今時男尊女卑を掲げる古くさい男。
事あるごとに女だから、とか。
女のくせに、とか。
鬱憤は積もりに積もって、
お酒の力もあり、
飲み会で爆発した。
全力の右ストレート。
その男の左ほほにキレイに決まった。
ざまぁみろって恍惚感から、
一気に自分のしたことに後悔が走った。
それから数日間の自宅謹慎ののち、
昨日めでたく解雇を言い渡された訳だ。
__________________________________________
『おそ松さーん！居るんでしょ⁉︎早く開けてよー‼︎』
木造二階建てのレトロな家の玄関の戸を
ガンガン叩く。
酔っ払いには近所迷惑とか気にならない。
どちら様〜？
そんな声が聞こえて、
軋んだ音を立てて引き戸が開かれる。
そこに立っていたのはアタシが呼んだはずのおそ松さん、ではなく。
顔はそっくりだが性格はまるで異なる、
一卵性6つ子の末弟トド松くん。
トド松「Aちゃん、どうしたの？急に。」
トド松くんはにこっと笑う。
アタシは両手に持ったスーパーの袋を
トド松くんの顔の前に差し出す。
『今日は飲まないとやってられないの。』
差し出されたスーパーの袋には
大量の缶ビール・チューハイに加え
ツマミが無造作に入れられている。
その量にちょっと驚いたのか、
少し顔を引きつらせながら
トド松「兄さんたちみんないるから。
とりあえず入りなよ。」
とただの酔っ払いを親切に招き入れてくれた。
流石は甘え上手な末っ子だな！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 577人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
+DoLCe*+(プロフ) - お茶猫さん» お茶猫さん、お役に立てなくてすみません(^^;;キャラ名を使用して引っかかったことがなかったものですから…。おそ松さん小説書かれたら見に行かせてもらいますね♪ (2016年3月15日 23時) (
レス) id: 24f176a7f9 (このIDを非表示/違反報告)
お茶猫(プロフ) - そうですか・・・。アダルティな言葉は使っていないのですが・・・。的確なご指導ありがとうございます！ (2016年3月15日 18時) (レス) id: 73c70ff40b (このIDを非表示/違反報告)
+DoLCe*+(プロフ) - お茶猫さん» お茶猫さんコメントありがとうございます(*^^*)少しでも楽しんで頂けたら幸いです♪おそ松さんの小説を書かれている方は他にも沢山いらっしゃるので、他のNGワードが含まれている可能性はありませんか？アダルティなワードは引っかかってしまいます(^^;; (2016年3月15日 17時) (レス) id: 24f176a7f9 (このIDを非表示/違反報告)
お茶猫(プロフ) - このお話とーってもよかったです！私もおそ松さんの話を書きたいのですが、NGワードに引っかかってしまい無理でした。どうしたら「おそ松さん」や「一松」などが書けますか？お願いします！教えて下さい！ (2016年3月13日 22時) (レス) id: 73c70ff40b (このIDを非表示/違反報告)
+DoLCe*+(プロフ) - 咲夜さん» 咲夜さんご指摘ありがとうございます！修正致しました( ´ ▽ ` )ﾉ全然気付かなったですw (2016年2月17日 18時) (レス) id: 24f176a7f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：+DoLCe*+ | 作成日時：2015年12月14日 23時
