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『おい、総悟!
単独で乗り込むなっつーの』
土方さんに頭を強く叩かれる
どうしてここに、と思ったが
恐らく旦那が声をかけたのかもしれない
『……で、こいつが黒猫か?』
数人の隊士に捕らえられている黒猫
俺は黙って頷いた
土方はAのことを横目で見たが
旦那から事情を聞いているのか
任せた、と調書の用紙を渡してきた
『おい、A』
虚ろな目をしているAに声をかけると
ゆっくりと俺の方を向いて見上げる
そうして、両手を俺の前に差し出してきた
『……どうぞ』
私を逮捕してください
『私は、黒猫
人を何人も……『銃刀法違反』
Aの言葉を遮るように
調書に書き込みながら罪を唱える
『初犯だから、執行猶予つき
………調書とるから車乗れ』
付いてくるように言うが
Aは驚嘆していて、瞬きを繰り返している
『どうしてですか…!!』
沖田さん、と俺を呼ぶ
進もうとしていた足を止め
Aの方に向き直った
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ハル(プロフ) - マヨネーズさん» 神ではないですね 笑 でもそう言っていただけるなんて嬉しいです(^^)是非他の作品も読んでみて下さいな!! (2016年12月28日 18時) (レス) id: 05f99569c8 (このIDを非表示/違反報告)
マヨネーズ - 神ですかハルさんは神なんですかモウッ最高です (2016年12月27日 23時) (レス) id: aa7e6cc8b1 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - はるかさん» はるかさんにまた感想を頂けるなんて嬉しいです!これからも応援よろしくお願いします (2016年8月26日 20時) (レス) id: 74bf78ff90 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - とっても面白いです!頑張ってください! (2016年8月25日 16時) (レス) id: ad8ad320c5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - まろんさん» うわあ、まろんさん!本当にいつもいつもありがとうございます(^^)嬉しいです! (2016年8月22日 15時) (レス) id: 74bf78ff90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時:2016年8月20日 20時