【銀魂】可愛いって言われたい！！【日替り】

12種類の結果パターン

今日は誰に『可愛い』って言われますか？ - 2024年4月20日

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「……総悟」

沖「あ？」


「…退いて」
沖「拒否」


拒否じゃないから、拒否するのは私だから、と。私は内心でぐちぐちと言う。私の言葉を拒否してそのまま私の膝を枕にして目を閉じる。所謂、膝枕をしてやってる……というか半強制的にさせられている。

かれこれ結構長い間このままなのである。いい加減疲れた。重い。怠い。


「ねぇ、お願い退いて」
沖「なんでィ、彼氏様に膝枕してやんのがそんなに嫌かィ」

「あのねぇ！！かったるいのよ同じ体制で居るの！！」


いいから早いとこ退く！！と、私は言うと、総悟はへいへい、とか言いながら漸く渋々と言った様子で私の足から頭をどかした。やっと自由になれる。


「ったく……寝るなら自分の枕で……」


……立ち上がろうとしたその瞬間、私に悲劇が襲う。思わず動きをピタリと止める。


沖「…何してんでィ、お前」

「…いや、ちょっと……パントマイム」


嘘だ。完全に嘘をついた。私が立ち上がる途中で動きを止めたのは、あれだ。足が痺れたからだ。一時停止をしたかのように私は動けないでいる。一時停止するパントマイムってどんなだよ。

が、総悟に足が痺れたなんて言ってみろ、奴のドS心に火がついてしまう。それはなんとしても避けなければならない。私は真顔のまま立ち尽くす。


沖「YOU、お前マジどうした」
「なんでもないから、超なんでもないから」


床に胡座をかいている総悟と目を合わせないまま、空中を漂わせる。へぇ、とソイツは頷いて。


…バレないうちにさっさとお引き取り願おうと、そう思っていた時。


沖「…えい」
「ぎゃあっ」

あろうことか痺れた足をつつかれて。それをしつこく繰り返してくる。


「や、やめ、やめろアホ！！」
沖「早く直りやすぜィ？」
「笑顔が真っ黒だから！」


畳に突っ伏して襲い来る嫌な感覚に堪える。あまりの醜態に涙すら出てくる。漸く痺れが落ち着いた頃、私はソイツを思いきり睨みあげる。


「…あり得ない」
沖「まぁでも、直って良かっただろィ？」
「楽しんでたよね！？」


…コイツめ絶対に許すもんか、と。そう思いながら睨み上げていれば。


沖「仕方ねぇだろ、YOUが可愛すぎるからいじめたくなるんでィ」

「…なっ…！」


……そんなことを言って許すと思ったら、大間違いなんだからね！！！

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