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屯所が見える距離まで来た
後少し、そう思ったが
門のところに一つの人影がある
『沖田さん…?』
『……おせぇよ』
腕を組んで、門に寄りかかっているが
表情は、見たことのないもので
私はえっと、としか声が出なかった
『おいおいそりゃないんじゃねーの?
そっちの腐れ副長の買い物でしょ、これ』
こんな重いモン頼んだのが悪い
そう言って、旦那は沖田さんにマヨネーズの入った袋を渡した
『…どーも』
入るぞ、そう私の腕を引いて中に行く
万事屋の旦那に挨拶をと思ったが
間に合わなかった
『…あの、沖田さん
遅くなってごめんなさい…』
ただでさえ、居候させてもらっている身
買い物すら早くできないのかと呆れてしまう
沖田さんにも、きっと呆れられただろうな…
『……別に』
私の腕を離したかと思ったら
彼はジッと私を見つめる
しかし、何を言うでもなく自分の部屋へと入ってしまった
『沖田さん………?』
一体彼は、どうしてしまったのだろう
…また、胸が痛んだ
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ハル(プロフ) - マヨネーズさん» 神ではないですね 笑 でもそう言っていただけるなんて嬉しいです(^^)是非他の作品も読んでみて下さいな!! (2016年12月28日 18時) (レス) id: 05f99569c8 (このIDを非表示/違反報告)
マヨネーズ - 神ですかハルさんは神なんですかモウッ最高です (2016年12月27日 23時) (レス) id: aa7e6cc8b1 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - はるかさん» はるかさんにまた感想を頂けるなんて嬉しいです!これからも応援よろしくお願いします (2016年8月26日 20時) (レス) id: 74bf78ff90 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - とっても面白いです!頑張ってください! (2016年8月25日 16時) (レス) id: ad8ad320c5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - まろんさん» うわあ、まろんさん!本当にいつもいつもありがとうございます(^^)嬉しいです! (2016年8月22日 15時) (レス) id: 74bf78ff90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時:2016年8月20日 20時