17 ページ18
『A
体調が良いなら町にいくぞ』
朝、制服じゃない沖田さんに誘われて
私は一つ返事で返した
『今日はお休みなのですか?』
『あァ
非番でィ』
非番といっても、帯刀は当たり前なのか
沖田さんの腰にはいつもの刀がぶら下がっていた
『お前のいた場所の周辺回るから
何か思い出せ』
『思い出せって言われましても…』
無茶言うな、と言いたくなるが
早く思い出さないといけないのも事実
私は辺りをよく観察することにした
だが、これといって気になるものがない
団子屋があって、駕籠屋が走っていたり
きっと私が見たことのある何気ない日常なのかもしれない
男女が歩いていたり、小さい子供が駆ける
そんな…当たり前が…
『沖田さんは、兄弟とかいらっしゃるんですか?』
私は近くにいた兄妹らしき二人を見ながら話しかける
『あァ…
姉が、一人な』
沖田さんから感じられた雰囲気が変わったから
私はそうなんですか、としか返せない
『…お前は?
って、思い出せねーんだよな』
自嘲気味に笑う彼は
道に転がっていた石を軽く蹴っ飛ばした
313人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハル(プロフ) - マヨネーズさん» 神ではないですね 笑 でもそう言っていただけるなんて嬉しいです(^^)是非他の作品も読んでみて下さいな!! (2016年12月28日 18時) (レス) id: 05f99569c8 (このIDを非表示/違反報告)
マヨネーズ - 神ですかハルさんは神なんですかモウッ最高です (2016年12月27日 23時) (レス) id: aa7e6cc8b1 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - はるかさん» はるかさんにまた感想を頂けるなんて嬉しいです!これからも応援よろしくお願いします (2016年8月26日 20時) (レス) id: 74bf78ff90 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - とっても面白いです!頑張ってください! (2016年8月25日 16時) (レス) id: ad8ad320c5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - まろんさん» うわあ、まろんさん!本当にいつもいつもありがとうございます(^^)嬉しいです! (2016年8月22日 15時) (レス) id: 74bf78ff90 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時:2016年8月20日 20時