第156話ですよー ページ6
それから暫く。互いに何をするわけでもなく、体育座りの背中合わせで ただただボーッとしていた。
因みにちょっと昔話。
ミツバ姉が土方さんに告白...?みたいなのをして、土方さんが振った...?時。私は総悟と一緒にその会話を聞いていた。
私としては、大好きなミツバ姉と...だ、大好きなトシ兄が結ばれるなら嬉しかったんだけど。
所詮子供の私は大人の事情なんてものは理解できず、なんで断ったのかは分からなかった。
単純にそう考えていた私とは違って、総悟はショックを受けていた。
そもそも総悟は甘えん坊の塊かっこわら、なもんだから。後から来たトシ兄が、近藤さんもミツバ姉も横からかっさらっていったように見えたんだろう。
...私も武州にいた時は、トシ兄大好きだった。武州にいた時は。
ミツバ姉が今まで結婚しなかった...っていうか色恋がなかったのは、絶対土方さんがまだ好きだったからでしょ...
総悟にとって面白さ皆無の状況。
ミツバ姉が長くないって聞いても、転海屋を見逃すなんて 土方さんは絶対にしない。
...それも手合わせ中にでも聞いたかな。
よって、今のコテンパンに至る...っと。
あ「...総悟」
沖田「...なんでィ」
あ「多分、私は総悟から離れないわ」
大袈裟な程に、後ろで総悟が息を飲む
あ「私が総悟から離れる時は...そうだなー...アンタが最低最悪の真選組に仇なす野郎になった時か...
総悟が私から離れる時かなぁ...」
少しだけ間を置いて、総悟が私に体重をかける。
沖田「...俺がおめェから離れる時は...そうだなァ...おめェが最低最悪の真選組に仇なすクソアマになった時か...
俺から離れる時だな」
前者の確率は、お互い絶対0%
だから。
あ「...なにそれ。結局一生離れられないの?」
沖田「マジかよ。やだなァ離れろよ」
あ「こっちのセリフだわボケ」
沖田「なら。やっぱいっそのこと調〇するべきか」
あ「はっはー。私に首輪をつけるなんて100年早いよ。一昨日来やがれ」
沖田「100年早ェのに一昨日来るって」
あ「...言葉の綾だわ」
沖田「ぷぷぷ。馬鹿かよ」
あ「さっき何処ぞのドSに殴られたからね。脳細胞結構死んだわ」
沖田「そりゃいいねィ」
あ「お前1回殴らせろ」
沖田「お前に彼氏の1人や2人できたらな」
あ「なめんなよ」
沖田「へーへー」
言い合いしながらそっと絡めた小指に、少しだけ力を込めた
351人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
練紅龍(プロフ) - めぐぽん(*´・∀・)さん» こんにちは。幼馴染たちと新参者たち(敵)どいつもこいつも腐れ縁やら因縁やらでつながれてます。ちゃんとそこまで書けるよう頑張ります……! (6月7日 17時) (レス) @page17 id: 0cf84c7016 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - こんばんは。んー、武州組は兄弟って感じだからオチは高杉さんかカムイなのかな?なんて、また次を楽しみに今日は終わります。 (6月7日 2時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 焦凍さん» ありがとうございます!励みになります...遅筆ですが頑張ります! (2021年10月11日 8時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
焦凍 - めちゃくちゃ面白かったです!続きも楽しみにしています!! (2021年8月21日 2時) (レス) id: 427116d3c5 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - みくるさん» やーありがとうございますー!コメントが燃料補給です...w今から書きますd (2019年2月7日 20時) (レス) id: 308444a36a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ