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第153話ですよー ページ3





翌朝だった。



資料作成している私の部屋に、総悟が居座った




あ「...なにしてんの?竹刀持ってんだったら武道場行ったら?」


総悟「...」


ほう、無言かワレェ


あ「今忙しいんだよねぇ」


総悟「...最近姉上の周りを嗅ぎ回ってるからか?」


不機嫌は通り越して、イライラしたような声色で言う総悟。

ああ、やっぱりそれはバレるか。



あ「...そーねぇ...転海屋について、だけど?」


沖田「おめーは姉上が幸せになってほしくねェのか」


あ「なわけ」


流石にそれは心外だ


あ「...もう少し証拠を揃えてからじゃないと」


沖田「俺に言えねェなんざ、ひでェもんだな」


あ「...口止め、されてるから」


沖田「...姉上に関することでもかィ」


...あーもう、イライラ撒き散らさないでほしいな...気持ちは...ちゃんと、わかるから...


私だって複雑なんだわ



あ「土方さん、武道場にいるよ。ご教授ついでに教えてもらいな」



そこで総悟はようやく立ち上がって、襖に手をかけた




総悟「...姉上、もう長ェことねぇみたいなんでさァ」


あ「...えっ」


トン、と襖が閉まる


待ってよ...もっと複雑になっちゃうじゃない






書類は即座に終わらせ、刀を抜く。




斬らなきゃいけないんだよ、私達は。


真選組だから、信念があるから、

それはもちろんだけどさ、



1番はね、ミツバ姉は、真っ直ぐな私達が大好きだったから


頑固なくらい、真っ直ぐな私達が大好きだって。


いっつも、笑ってたから。




そんなミツバ姉が罪人と結婚して、最期の幸せってやつを噛み締めるとは思えない。


心優しいあなたのことだから、死んでからでも後悔するのであろう


ミツバ姉が好きなのは、蔵場当馬じゃなくて、真選組だって、自惚れてもいいですか?


頑固でムサ苦しいけど、温かい集団が好きなんだって、自惚れてもいいですか?




...自分の信念のために、この刀を振るっても、いいですか...?

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練紅龍(プロフ) - めぐぽん(*´・∀・)さん» こんにちは。幼馴染たちと新参者たち(敵)どいつもこいつも腐れ縁やら因縁やらでつながれてます。ちゃんとそこまで書けるよう頑張ります……! (6月7日 17時) (レス) @page17 id: 0cf84c7016 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - こんばんは。んー、武州組は兄弟って感じだからオチは高杉さんかカムイなのかな?なんて、また次を楽しみに今日は終わります。 (6月7日 2時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 焦凍さん» ありがとうございます!励みになります...遅筆ですが頑張ります! (2021年10月11日 8時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
焦凍 - めちゃくちゃ面白かったです!続きも楽しみにしています!! (2021年8月21日 2時) (レス) id: 427116d3c5 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - みくるさん» やーありがとうございますー!コメントが燃料補給です...w今から書きますd (2019年2月7日 20時) (レス) id: 308444a36a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:練紅龍 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月14日 19時

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