第168話ですよー ページ18
*
あ「ぅがっ!!」
沖田「起きろィ」
え...ええ?
普通起きて欲しいからってアッパーかます人いますか?ねぇ?あ、いたわクソサド。
ちょっとだけチカチカする視界の間からは、夕焼け独特のオレンジ色が見えた。
...なんだ、寝ちゃってたのかー。
チカチカがなくなって初めて、医者や看護師の存在に気付いた。
は?お前この人たちの前で病人にアッパー?ふざけんな。看護師さん青ざめてるよ。医者ハゲてるよ(元から)。
医者「え、ええと...こんばんは...腕の火傷も完治しておりますし、打ち身も問題ないようです。足ですが、跡は残っていますが生活に支障はなさそうです。もちろん、時間と共に跡形もなく綺麗な足に戻りますよ」
ごめん、綺麗な足ってだけ聞いたらなんか、な。きも((って思ってた。ごめんな、ハゲるまでストレス溜まってんのにな。
医者「よって明日の朝には退院できますよ」
あ「え、ホントですか。早いですねぇ」
沖田「よかったな。コレで俺の仕事手伝えるぞ」
あ「テメまじクズい」
そろそろと空気が流れていくように無音で医者達が病室から出ていく。あれ、そんなに異様だった?
沖田「そういや、テメーが寝てる間に近藤さんが見舞いに来たぜィ」
あ「ああ...メールしとこ」
沖田「目ェ覚めて元気だったらコレ渡してくれって」
目の前に出されたのは...え□本。しかも男性向け。おねーさんが表紙に写っとる。
あ「...なんで?」
沖田「自分用のヤツと間違えただけだろ。近藤さん、帰るときプリン入った袋持ってたからな」
あ「本とプリンを間違えるってヤバくない?てかアンタ気付いてたなら言ってあげなよ」
沖田「...言えるわけねェだろ...近藤さんは、テメーを思って...!」
あ「ごめん、その言い方はえ□本が題材じゃなかった時がよかったな」
沖田「それよりも見てみろィ。ほら、ここのページなんて特に...」
あ「誰が見るか!!」
目の前に持ち出された本を高速で閉じて、袋に入れ直す。
ああもうほんとなんで間違えたのかな?しかもノーマルじゃないし。なんか一癖も二癖もあるやつだし...
あ「コレ、総悟が貰えば?」
沖田「...近藤さんのだろ」
あ「これこのまま返したらあの人傷付くよ。三日間くらい妙ちゃんのところに居座るよ」
沖田「...でもなァ。俺ァ紙面で見たところで、これっぽっちも満足しねェ。自分で調〇したヤツを実物で見てる方がマシだな」
あ「...アッハイ、ソデスネ」
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練紅龍(プロフ) - めぐぽん(*´・∀・)さん» こんにちは。幼馴染たちと新参者たち(敵)どいつもこいつも腐れ縁やら因縁やらでつながれてます。ちゃんとそこまで書けるよう頑張ります……! (6月7日 17時) (レス) @page17 id: 0cf84c7016 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - こんばんは。んー、武州組は兄弟って感じだからオチは高杉さんかカムイなのかな?なんて、また次を楽しみに今日は終わります。 (6月7日 2時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 焦凍さん» ありがとうございます!励みになります...遅筆ですが頑張ります! (2021年10月11日 8時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
焦凍 - めちゃくちゃ面白かったです!続きも楽しみにしています!! (2021年8月21日 2時) (レス) id: 427116d3c5 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - みくるさん» やーありがとうございますー!コメントが燃料補給です...w今から書きますd (2019年2月7日 20時) (レス) id: 308444a36a (このIDを非表示/違反報告)
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