第152話ですよー ページ2
あ「あ、襖開いた」
土方「あ゛あ゛!?」
「みなさん」
静かに襖を開けて礼をしたのは、眉毛が濃くて目がぱっちりの、ちょっと...は、ハゲェのおじ様だった
ハゲェ「何のお構いもなく申し訳ございません。ミツバを屋敷まで運んで下さったようで、お礼申し上げます。
私、貿易業を営んでおります。『転海屋』蔵場当馬と申します」
成程。私の作ったリストにジャストヒットだと名乗ってくれたわけね、ありがとう。
...さて、総悟になんて言おうか...
ザキが土方さんに耳打ちをする。大方、ミツバ姉の旦那さん(予定)ってことだと。
蔵場「身体に障るゆえ あまりあちこち出歩くなと申していたのですが...
今回はウチのミツバがご迷惑おかけしました」
...ウチの、ですか。さいですか。
蔵場「もしかして皆さんその制服は...真選組の方ですか。ならばミツバの弟さんのご友人...」
「友達なんかじゃねーですよ」
無茶苦茶聞きなれた声。まじかよお前いたのかよ。お前のことでどうしようか悩んでたのに出てくんなよ。つか今土方さんと顔合わせんなよまじ。
蔵場「総悟君。総悟君来てくれたか。ミツバさんが...」
そんな蔵場の話は無視して、ずんずんと歩み、土方さんの真ん前で止まった
沖田「土方さんじゃありやせんか。こんな所でお会いするたァ奇遇だなァ」
コイツ機嫌わりーよ、ほんとわりーよ
沖田「どのツラ下げて姉上に会いにこれたんでィ」
ほらァァァ!!声のトーンめちゃくちゃ下がったァァァ!!
静かな空間に、銀さんが煎餅を食べる音が響く
バリボリ。
...うっせーな空気よめよ!!
山崎「違うんです!沖田さん俺達はここに...ぶっ!!」
弁解...というか余計なことを喋りそうだったザキは土方さんに蹴られた
土方「邪魔したな」
ザキを引き摺りながら退出しようとする
...土方さんだって強いっていうわけじゃないんだからさぁ...
総悟もミツバ姉ばっかだからなぁ...仕方ないっちゃ仕方ないのかもしれないけど...
土方「A、行くぞ」
あ「あ、はい」
うおぉぉぉぉお...背中に突き刺さる...総悟の視線が突き刺さる...!!
山崎「ひ...土方さんいいんですか」
ザキの問いには答えずに、黙って歩く。
ミツバ姉の部屋の前の縁側を通った時、ミツバ姉と目があった。
...多分、私の前は土方さんと目が合ってたと思う
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練紅龍(プロフ) - めぐぽん(*´・∀・)さん» こんにちは。幼馴染たちと新参者たち(敵)どいつもこいつも腐れ縁やら因縁やらでつながれてます。ちゃんとそこまで書けるよう頑張ります……! (6月7日 17時) (レス) @page17 id: 0cf84c7016 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - こんばんは。んー、武州組は兄弟って感じだからオチは高杉さんかカムイなのかな?なんて、また次を楽しみに今日は終わります。 (6月7日 2時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 焦凍さん» ありがとうございます!励みになります...遅筆ですが頑張ります! (2021年10月11日 8時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
焦凍 - めちゃくちゃ面白かったです!続きも楽しみにしています!! (2021年8月21日 2時) (レス) id: 427116d3c5 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - みくるさん» やーありがとうございますー!コメントが燃料補給です...w今から書きますd (2019年2月7日 20時) (レス) id: 308444a36a (このIDを非表示/違反報告)
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