ナースの結婚事情《Ryosuke.Y》

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「だから、今日来てくれたんだ…！」


侑李「そおだよっ」




僕、おっきくなったでしょっ？

そう言って、ランドセルをジャンプして持ち上げる。






侑李「きいて！僕ね最近、家事のお手伝いするんだよ！そうじもするし、料理もできるんだ！」


「へぇ〜！偉いね！」


侑李「少しでも楽にしてあげたいからねっ
お母さん、1人で大変だから」


ニコッと笑う侑李くんの笑顔は
やっぱり変わらない。





しっかりしてるなぁ……


体だけじゃなくて、心も大きく成長した侑李くんの言葉が、凄く胸に染みた。





「そっ…か！」


「ままー！ぱぱー！」



その時
廊下から聞こえて来た聞き慣れた声





山「お、かんな！」


そこには
ニコニコしながら走ってくるかんな




「あれが娘のかんな」


侑李「へぇ〜！可愛いね！」



ずっと、見てみたかったんだっ

そう言って、へへっと笑う侑李くん。






山「いい子にしてたかー？」



りょーすけが、かんなを抱き上げる


かんな「うんっ！おねぇさんたちがね、かんなとあそんでくれてたの！」


山「そっか！よかったな〜！」







侑李「………じゃー、僕そろそろ帰るね！」



バイバイ！と、背中を向けた侑李くん




山「ちょーっと、待て！」


侑李「なに…？」


山「せっかく来たんだし、俺とかんなと一緒に遊ばね？」



そこの公園で。と、
フッと笑う彼


山「サッカー、得意だったろ？
かんなに教えてやってよ」


侑李「えっ、」


かんな「かんなあそびたい！おにいちゃん、あそぼ！」




無邪気にキャハハっ！と笑うかんな。
その笑顔に釣られて、



侑李「ふふっ、」



優しい顔で笑った侑李くん


……やっぱり
侑李くん、お兄さんになったなっ

泣き虫だった頃が懐かしい、(笑)





侑李「うん、あそぼっか！」


山「よっしゃっ！

んじゃ、Aこれよろしく」



バサッと投げられた彼の白衣をキャッチ



「いってらっしゃーい！」



わちゃわちゃと、楽しそうに歩いていく3人を見送った。







「ふふっ、



………………うっ！」


急な痛みにしゃがみ込む。


まただ、……



最近よく起こるこの症状。





「……まさか…」



これって、もしかして……





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