kz病院

そうね。 ページ31

彩「手術だって・・・手術」
若「他人事みたいに言ってるなよ」
彩「旦那さんが泣きそうな顔してるんだもん。」
小「そうだよね・・・。」
上「立花着替えてくれば？」
彩「うーん。もういいかな。あの男の子が気になるんだよね」
黒「一緒に来た子か」
彩「そう。・・・広斗くんだったけ。・・・手術日程たてないと！」
美「忙しそうだね」
彩「すぐ手術しないとたい「ねぇ」
彩「・・・あれ。」
「先生。」
小学６年生くらいの男の子。
彩「さっきの子だよね？」
「佐澤広斗。母さんは平気？」
彩「・・・大丈夫よ。座って」
皆で座っていたソファにすすめる。
広「うん。いつ手術？患部の切除だけで平気なんでしょ？」
彩「そうだけど・・・。よく知ってるね。」
広「・・・それはどうでもいい。母さん取り乱してるからどうにかしてほしい。」
若「お前じゃできねーのか？」
広「耳をかしやしないんだから。」
彩「あの・・・。広斗くんはお母さんのことが心配？」
広「まぁ。心配。先生が婦人科の先生？」
彩「そうだよ。」
広「母さんを早く治して。サックスのコンクールがあるんだ。」
・・・サックス？
彩「広斗くんだったサックスやってるの！？」
広「え・・・あ、うん。」
彩「ソプラノ？アルト？」
広「テナー。」
彩「テナーかぁ。私はソプラノやってるの」
広「・・・意外」
彩「今度一緒に何か吹かない？」
広「いいよ。じゃあね」
彩「気を付けてね。」

美「アーヤ何か企んでる？」
彩「ん？広斗くん何か隠してるな。って思ったから。」

よし！→←腫瘍？

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