ダイヤのエース 「沢村、お前の友達、ヤベーな」 栄「知ってるっス」

34投目 ページ34

Aは無言で

ブルペンに向かった









『おい、そこの女子！！』



ふと、

叫び声が聞こえた




どうせ、

さっきの女の子にだろう



Aは気にもとめず、足を進めた




だが




ブルペンからの視線は


『わたし、？』



Aに刺さっていた






『まぁ、女子が一人で来ると目立つから』





Aは予定を変更して監督を探した





、



『こんにちは
青道高校野球部マネージャーの沢村Aです
本日は偵察をさせてもらいに来ました』




「…そうか
まぁ構わない自由に見なさい」



『ありがとうございます』


Aは早速ブルペンに向かった




「ねぇねぇ、ちょっと聞きたいことあるんだけど」


『え？
あ、なんですか？』


急に成宮がAに話しかけた





「早速声をかけるな、お前は」



「しょうがないじゃん！
……あんなの見せられたら、さ？」



にやっと
成宮はAを見た




「…それはおれも気になってる」



『…わたし偵察しに来たんですけどー』







「あんた、名前は？」


『青道高校１年、Aです』


「へぇー
青道から偵察に来たんだ」


「んで、さっきのを説明してもらえるか？」




『なんのことですか』


「とぼけるなよー
さっき石投げたのAでしょ？」





Aは黙って目を逸らした

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