子供じゃないもん ページ14
コテージの裏手にはうっそうとした森
が広がっていた。
雨風は強くなっていく一方で。
『弥ーーー!!!』
声を張り上げても木が揺れて
ザワザワと大きく波立たせているから
私の声があまりきこえない。
『どこに行ったの...』
要「大丈夫?」
『うん。大丈夫。』
『へくしゅっ!』
寒。ヤバイがち寒い。
色気の欠片も無いくしゃみしちゃったよ笑
要「貴女ちゃん、寒いんでしょう?」
『うん。ガチで寒い。笑』
こっちおいで。
って言う要兄は私の肩を引き寄せた。
『要...兄?』
要「からだ、冷えきっちゃってるよ?」
だからと言って抱きしめないでよぉぉぉぉ
でも要兄の温もりが体に染み込んでくる...
要「貴女ちゃん。ありがとう」
『え?』
要「こんな雨の中、弥を探してくれて」
『フフフ。だって弥は可愛い弟だもん。』
要「うん。そうだね。でも俺にとっては貴女ちゃんも可愛い妹...ううん。可愛い1人の女性だから、これ以上無理させたくないんだ。わかって?」
『うん。ありがt...椿「かなにー!!貴女ー!」
「『ん?』」
椿「弥見つかったよ!」
良かった〜...
要「とにかく、戻ろう」
『はーい!』
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
弥「ごめんなさい...」
コテージの広いリビングには
みんなが集合している。
弥はみんなをちらちら見ては俯くの繰り返し。
大事になったことに
ショックを受けているみたい
椿「おまえさー子供なんだから1人で勝手にうろうろすんじゃねーぞー?」
椿...言い方ひどいよ。
でも弥は何か言いたいことがある見たい。
梓「何か言いたいことでもあるの?」
弥「僕もう子供じゃないよ」
どうした。弥。
誰かに何か言われたの?
雅「弥、子供じゃないって言うならみんなに迷惑かけちゃいけないよ」
弥「まーくん・・・」
右「みんなに迷惑をかけたぶん、今日の夕飯の仕度はきっちり手伝ってもらわなくてはね。大人は自分のしでかしたミスに相応の代償を払うもの。そうでしょう?」
右京兄。目が怪しく光ってるよ。
右「ところで、あなた達は着替えてきなさい。ずぶ濡れですよ 」
あ、そうだったねー。
忘れてた。
絵麻ちゃんと昴がなんか話してたけど
カンケーないし。
着替えてこよーっと。
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雅 - 弥大好き!!!! (2018年5月24日 13時) (レス) id: 5cde59f88a (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 弥大好きです!!!! (2018年5月24日 13時) (レス) id: 5cde59f88a (このIDを非表示/違反報告)
ありさ - 弥ちゃんサイコーーー!更新頑張って下さい♪ (2016年8月7日 0時) (レス) id: ab4289d339 (このIDを非表示/違反報告)
なの - マジ天才弥ちゃんと絵麻ワロタwwwwww (2016年7月25日 16時) (レス) id: 5ab6bfe767 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 歩江さん» 叫んじゃダメですよ!!笑ありがとうございます!頑張りますね^^ (2016年4月12日 12時) (レス) id: 3e1d553930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れな | 作成日時:2015年12月27日 10時