妹･･･？いらないんだけど。

弥がいないっ！？！？ ページ13

雅「弥を見なかった？」

『え、弥？さっきから見てないけど･･･なんで？』

雅「それが、姿が見えなくなっちゃって」

『え･･･？』

弥がいない･･･？探さなきゃ･･･

『弥、泳げないし海ではないと思うから･･･陸･･･とか？』
『まぁ。手分けして捜そう』

雅「あぁ。」

そしたらそこに、要兄と椿と梓がやって来た。

要「･･･何かあったのか？！」

『弥がいなくなったゃったらしくて･･･』

事情を説明するとすると3人とも顔が一瞬で変わった。
たしかに弥はふわふわしてる感じの男の子
だから心配になる。

要「とりあえず分かれて捜そう。梓、コテージに戻って京兄にこのことを伝えて。椿は昴と侑介、あと琉生にも声かけてこい」

要兄がてきぱき指示出してるけど
口調がいつもよりしっかりしてる･･･笑

『雨降ってきた』

天気が崩れ始めてたのもあって
雨が降ってきた。

要「貴女ちゃんは別荘に帰った方がいいよ」

『いいよ。要兄捜す。弥は可愛い弟だもん』

要兄が私をじっと見てくるから
私もその目を真っ直ぐ見つめ返すと
要兄は諦めたようで口元をほころばせる。

要「じゃあ、雅兄海のほう捜して。椿たちもな。貴女ちゃんと俺はコテージの裏手を見てみよう 」

みんながその言葉を合図に
それぞれちっていった。

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