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ピーーーッ
澤「行くぞ！！」
「「オオッ」」
『(頑張れ、みんな。頑張れ、大地)』
第２セット 開始
２セット目を取り返すには、まず徹君のサーブを攻略しなければいけない。徹君のジャンプサーブ以外のものは大体後衛セッターの出てくるとこを狙ってくる。さっきの龍と夕、大地と旭みたいに。
嶋「…ん？烏野、２セット目少しローテ回したな。青城は１セット目と一緒か」
そうなのだ。烏野のローテが少し違うんだ。前衛に大地、旭、月島君。後衛に日向君、龍、孝支。
もしかして烏養監督。
『(徹君のサーブ攻略のために回したのかな)』
もし。そうだとしたら。大地と夕の少数精鋭で攻略するつもり？でもこのフォーメーションは今までやったことがない。
『(徹君のサーブのターン………)』
そうこうしている内に、徹君のサーブの番が来た。
『(やっぱり。そう来たか)』
つまり。サーブレシーブのフォーメーションが１セット目と違う。大地と夕が構えているのだ。やっぱり烏養監督は守備を少数精鋭に切り替えた。
今まではどのサーブに対してもサーブレシーブ４人体制だった。徹君の強烈なジャンプサーブには２人で対応。
１セット目終盤のお見合い。あの超高速サーブを相手にした時、一瞬の躊躇いや迷いが命取りになる。
だからレシーブに秀でた大地と夕の少数二人で守備力をあげる、と言うこと。
２セット目のこのローテ。１セット目から少し回してスタートしたのは、徹君のサーブの時にこのローテーションを持ってくるためだったんだ。
後衛にレシーブ巧者の大地と夕。と同時に攻撃力の高い二人。龍はスパイクが打ちやすいレフト位置。
後衛からは旭がバックアタックで飛ぶ……って感じかな。
今まで４人で守っていた守備範囲がその分広くなる。
でも大丈夫。
澤西「「来い！！！」」
大地と夕なら。
『(徹君のジャンプサーブ……！！)』
ドギュッ
『大地っ！！！』
澤「っ！！」
徹君のジャンプサーブを見事に大地がレシーブ。
『大地ナイスレシーブ！！』
徹君のサーブを一本で切るってことには重大な意味がある。間違いなく今、大地があげた貴重なレシーブ。
決められれば重い一点。
重要で同時にプレッシャーのかかる一本。
ここはーー
やっぱり
『龍っ！！』
龍が勢い良くスパイクを打った。
徹君のサーブを一本で切ったんだ。
及「……さすが主将君」
澤「……、」
やっぱり大地は凄いよ。
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麦茶(プロフ) - 烏野側にいますよ 青葉城西側には沢山の応援の人がいました (2021年5月4日 6時) (
レス) id: 39efbca927 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 烏野側ですね。 (2021年3月7日 11時) (レス) id: 55b8ad3b21 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - りおん。さん» コメントありがとうございます！読者の方に少しでも多く読んでいただきたいので、一日２、３話は更新しようと思ってます！ (2021年3月6日 21時) (レス) id: 16dfd1745e (このIDを非表示/違反報告)
りおん。(プロフ) - 続々編おめでとうございます！いつもたのしく読ませてもらってます。更新頻度が高くてちょっぴり嬉しいです^^* (2021年3月6日 20時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななこ
| 作成日時：2021年3月6日 17時
