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嶋「まずは、第一関門突破だな！」
『はい！！』
嶋田さんの言葉に私は頷く。でもこのあと何回も通らないといけない。だけどこれで、マトモに戦えるスタートラインだ。
烏「食らいついて放すな！！」
『頑張れ！！みんな！！』
頑張れ、大地。
２セット目
烏野１４点。
青葉城西１３点。
２セット目は互角に戦えてる。孝支も決してレベルの低いセッターじゃないけど、孝支が組み立てるのはあくまで教科書的な攻撃。影山君と違い、決して無茶をしないセットアップなんだ。
はじめ君のスパイクが決まり、同点になった。孝支が以前、言っていたことを思い出していた。
ーー俺、月島や旭みたいに身長ないからブロック低いし、狙われやすいんだよーー
バレーは時間制限はない。どっちかが２５点取ってもその時２点差がついてないといけないから、２５点以降も２点差つくまで続けなければならない。
徹君のサーブ。連続得点。
ーー均衡が崩れる瞬間ってあるだろ？ーー
ーー”ブレイク“だっけ？ーー
ーーそう。今までの経験上、俺が居る時にそのブレイクが起こりやすいんだよねーー
その言葉の通り、徹君のサーブを夕がレシーブ、孝支がトスをあげる。
龍がスパイクを打つが、青葉城西の３枚にブロックされてしまった。
青葉城西２点連続でポイントが入り、このセット初めて青城がリードした。
”ブレイク“だ。
ブレイクは、流れが動き出す始まり……。ここで青城が乗ってしまえば……。
『大地………っ！！』
孝支。旭。みんな。頑張れ……っ！！
金「っしゃあああ！！」
青葉城西１７点。
烏野１５点。
２点差。またブレイク……。と、ベンチ席には烏養監督と話している影山君の姿があった。大地と旭、孝支もそれを見ている。
選手交替か。
『(あと１プレー……かな)』
私は何故か、３人の連携が始めて決まった時のことを思い出していた。
澤ーーA、ボールあげてくれーー
ーー良いよーー
菅ーー神崎さんがボールあげしてくれんの？ーー
旭ーー頼もしいなぁーー
澤ーー猫背！！ーー
決まった時、とても嬉しかったのを覚えている。
澤ーーよっしゃあああ！！ーー
ーー３人共凄いよ！！ーー
菅ーー決まったべ！！ーー
旭ーーおぉぉぉぉ……っ！ーー
その時の連携と、全く同じで
烏野高校選手交替。
私は涙を流した。
そして孝支は右腕を小さく突き出した。
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麦茶(プロフ) - 烏野側にいますよ 青葉城西側には沢山の応援の人がいました (2021年5月4日 6時) (
レス) id: 39efbca927 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 烏野側ですね。 (2021年3月7日 11時) (レス) id: 55b8ad3b21 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - りおん。さん» コメントありがとうございます！読者の方に少しでも多く読んでいただきたいので、一日２、３話は更新しようと思ってます！ (2021年3月6日 21時) (レス) id: 16dfd1745e (このIDを非表示/違反報告)
りおん。(プロフ) - 続々編おめでとうございます！いつもたのしく読ませてもらってます。更新頻度が高くてちょっぴり嬉しいです^^* (2021年3月6日 20時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななこ
| 作成日時：2021年3月6日 17時
