ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

408:脳内の世界は人それぞれ ページ8

A side





..言いたい事は何となく分かってるよマスタード。
私と同じニンゲンを コロ す事に躊躇のない
エッジやマスタードと暮らす事が

平気なのか聞いているのだろう。


...平気かと聞かれれば平気な訳はない。


本当は怖いし、

今だって正直、マスタードと二人きりは不安だ。

彼はエッジの事を思って、
私がこの家に居る事を
良しとしていないだろうからな。

最悪この後連れて行かれた先で コロ されてしまうかもしれない。



だがなマスタード。


....んな事いちいち考えてたら身がもたんのよ。



生憎私は考えて行動出来る程
上等な脳ミソを持っていないのだならな!!



私は脳内で勝手に話を片付けると、
そのまま掃除を再開した。


マスタードは、私の言った中坊の未来をあれやこれやと想像しては私に合っているかを聞いてくる。




....中坊にそこまで食いつく要素あったか...?



『...そうですね、
きっとその中坊はオヤジ様に気に入られて
組織に入る決心をしますが、
そのオヤジ様の孫娘と禁断の恋を..』



マスタード「スゲェ続くじゃねぇか中坊の躍進劇」



『気になってたのマスタードさんですよ。

...っと、こんなもんですかね?』ｶﾀﾝｯ



下らない会話の最中も掃除を続け、
あらかた綺麗になった室内を見渡した。


...うん、ながら掃除だったけど、
割りとちゃんと出来た方じゃないかな?



マスタード「...へぇ、
こんなに綺麗になったの久々だぜ」



『...骨だからって油断してると
ダニアレルギー出ますよ、
マスタードさん猫アレルギーなんですよね？』



マスタード「それは確かにヤベェな...

んじゃ、一休みしたら出るぞ。」ｺﾄｯ


そう言ってマスタードがコーヒーを出してくれた。

私はありがたくそのコーヒーに口をつける。


『ちなみに、この後何処に行くんですか?』


マスタード「ああ、お前を譲って欲しいと言ってきたモンスターがいてな。」



『...oh...』



マスタード「おっと勘違いすんなよ？
ソイツ昨日俺の携帯に連絡してきたんだが、
どうやらお前を引き会わせるだけで
報酬をくれるらしいんでな。」



『それ良くある取引商法じゃないですか?』



...会うだけでお礼とか普通あり得ないだろ

マスタードはアレか、意外と純粋なんか...!?


マスタード「平気平気、
危ねぇヤツだったら消し炭にして
報酬を奪えばいいだろ。」ｻﾗｯ



『水のようにサラッサラですねマスタードさん。』


..こんな気軽で大丈夫なのか..?

409:待ち合わせの場所は→←407:食後の一仕事

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す