ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

407:食後の一仕事 ページ7

A side






私達は絶品スープで素晴らしい朝食を終えた。


普段は野菜もあまり手に入らないらしく、
葉物が痛まない内に今日は贅沢にしたのだとか。

エッジ、君は冷酷なモンスターなのだろうけれど、
きっと素敵なスパダリになれるよ。

いい女性と出会えるといいね...

お母さん楽しみにしてるわ...




マスタード「...お前何で哀愁漂ってんだよ。」


『気にしないで下さい、いつもの妄想です。』



マスタード「だからそれスゲェ気になんだけどよ」



エッジ「フム、では少し早いが我輩は担当地区の見回りをしてくる。
良いかA、
決して一人で出歩くんじゃないぞ。」



『はい、分かりました。
行ってらっしゃいエッジさん。』ﾌﾘﾌﾘ



エッジ「......お前もサボってないで
仕事しろよ愚兄！」ﾊﾞﾀﾝｯ



マスタード「今の、
ガン見は見なかった事にするぜ兄弟。」



『...さてマスタードさん、
何時頃に出るんですか?それによって
今日の掃除範囲を決めます。』ﾃｷﾊﾟｷ



マスタード「...2時間後位ぇだけど、
掃除ってお前、まだ怪我治ってねぇだろ。」


『そうですけど、
片手でも簡単な掃除なら出来ますし。』



マスタード「...お前平気なのかよ」



私が床の埃をホウキで掃き始めると、
マスタードはソファにダラリと腰掛けながら
声だけを投げ掛けてきた。



『何がですか?』ｺﾃﾝ



マスタード「エッジが〔何をしに〕行ったか、
分からねぇ訳ねぇだろ。」



『...あぁ、ニンゲンを探しに行ったんですよね、
あと、反乱分子?を見つけたらアンダインさんに報告するとも言ってたような。』



マスタード「俺達は、王からの命令で
これまで数えきれねぇ程のニンゲンを
コロ してきた、モンスターもだけどな。
お前はそんな奴等と生活してんだぜ、」


『...そうですよね、
よく考えたら凄い事ですよこれ。
泣く子も黙るお二人の家で寝起きするだなんて、
気分はもう、間違ってチンピラの家に
民泊しちゃった中坊です!
いやぁ、この緊張と吐き気は感慨深いですね。』


マスタード「俺が言いたいのはそうじゃねぇ！
何だよその微妙に細かい設定!!
分かりにくいんだよ!
お前の中の、その中坊どうなったんだよ!?
イヤ俺は何を言ってんだ!!
俺までおかしくなんだろ脳ミソずれてんのかよ!!」
ﾊｱｯﾊｱｯ


『おお、
素晴らしいノリツッコミですマスタードさん。』
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ





マスタード「ダメだ巻き込まれちまう、

コイツ変な所レベル高ぇ！」

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