ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

443:どこにも戦場はある ページ43

A side





マスタード「おい、別にあんなヤツ等
ほっとけばいいじゃねぇか、
それに、ボスだって反対だろ？」


エッジ「...無論だ、
Aの友人の家族でなければ、
あの狼一族と馴れ合うなんぞ後免だ！
アヤツ等、事ある事に我輩の邪魔をするのだぞ!?
先週何て我輩がいつも買っているスーパーに
現れて、あと1つしか無かった
美味しいフランスパンを
見せびらかすように取って行きおったのだ!!
あぁ今思い出しただけでも忌々しい!!
シチューにフランスパンは欠かせないだろう!!」
ｲﾗｲﾗ



『うん、私が想像していたよりも、
遥かに主婦寄りの毛嫌いだった...!!』



マスタード「ボス..
もっとそれらしい、
任務を邪魔された!とか他に理由あっただろ?
なんでよりによってスーパーの小競り合いなんだよ...」



エッジ「愚兄!!貴様は甘いぞ!
スーパーだろうがバーゲンセールだろうが、
戦場だろうが変わらん!!」ﾄﾞﾄﾞﾝｯ



『....バーゲンセールは確かに戦場だ！』



分かるよエッジ!!あれ凄い熱気あるよね!

昔友人に引きずられて行った事あるけど、
あの..
いかに良い物を最初に掴み取るかの戦いは
老若男女は関係ない。

皆殺気立っててついドン引きしちゃった私は、
結局戦いに負けてベンチから
勇猛果敢にカートを飛び回る
友人を尊敬と呆れの面持ちで眺めていたんだ



エッジ「Aは物分かりの良い子だ！
貴様も少しは見習うといい！」



マスタード「おい、お前が来てから弟のヤツ
元気いっぱいじゃねぇかどうしてくれんだよ。」
ため息



『いえ、助長しちゃうのは彼が可愛いからですよ。
私のせいではありません。』ｷｯﾊﾟﾘ




マスタード「前から言ってっけど、
アイツを可愛いと言えんのはお前位だぜ？」




『..え..そうですか..?』



エッジ「A、本当に奴等の所に行くのか？」


マスタードと話していると、
エッジは怪訝そうな顔をしながら私に聞いてきた。


でも、そんなの決まっている。



『行きますよ、
フウちゃんからのせっかくの招待ですし、
何より断ったりしたら色々ややこしくなります。』




マスタード「...なら俺も行くぜ」



エッジ「...フム、本当なら我輩が行く所だが、
ロイヤルガードが狼一族の家に行って何もせずに帰る訳にもいかないからな。」


『..すみません、私のワガママで』



マスタード「he、せいぜいあの斧野郎に
噛みつかれないようにしろよ。」ﾆﾔｯ





『...それが一番怖い...』ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

444:彼は寂しい...？→←442:容赦のない子

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す