ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

422:マスタードと緑色の鳥 ページ22

NO side






マスタードがニンゲンを コロ したと宣言した後、
イヌッスは少し考える仕草をしてから
何かに気がついたように指を上げた。


イヌッス「あ！そうか、
この近辺に現れたって騒ぎになってた
ニンゲンの子供がいたけど、
マスタードが コロ したのって
そのニンゲンの事ッスかね？」




マスタード「...あぁそうかもな、
でも他の連中には黙っておけよ?
俺は面倒事に巻き込まれんのは御免だからな。」
ｶﾞｼｶﾞｼ



イヌッサ「何だ、
そのニンゲンはもう居ないのか!
探し出してダーリンに
プレゼントしようと思ったのにサ!!」
ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ



イヌッサは可愛らしい仕草で恐ろしい事を
サラリと言うと、
イヌッスは顔を染めて嬉しそうに
愛しの妻を見つめた。



イヌッス「イヌッサ、
そんな事を考えていたのか!

俺は....俺は何て幸せ者なんだ...

幸せ過ぎて脳ミソが爆発しそうだ！」バッ



マスタード「皆の為にいっそ爆発しろ。」





イヌッサ「あれ？
グリルビーはどこに行ったのサ?
さっきまで居たのに。」ｷｮﾛｷｮﾛ



イヌッサがマスタードの小言をスルーして
キョロキョロとグリルビーを探し始めたので、
マスタードは緑色の鳥に向き直った。



マスタード「...そんな事よりよ、驚いた！
さっきまで調度お前等の話してたんだぜ俺達。

なあ鳥？」ﾆﾔｯ



緑色の鳥「へ？イヌッスとイヌッサの話なんk..」

マスタード「してたよな"？【焼き鳥】」圧


緑色の鳥「してたしてた！物凄くしてた！」ｺｸｺｸ



マスタード「んでよ、
コイツがしきりにお前等の馴れ初めを【是非】
〔最初から〕聞きてぇってうるさくてよぉ？」ﾆﾔｯ




イヌッサ「そ、それは本当なのサ!?」


イヌッス「何だ、
そんな事ならそう言ってくれれば
いつでも話して聞かせるのに！」ﾆｺﾆｺ



イヌッサ「え、イヤだわもう！！
そんな事、
他所のモンスター様に
ベラベラと話すものじゃないのに恥ずかしいわ！
そう、あれは降りしきる雨の中だったわ..」


マスタード「イヤ話す気満々じゃねぇか。」


緑色の鳥「ちょっとマスタード!
イヌッサ達の馴れ初めの話は
〔夜明けコース〕なの知ってるじゃないの!
どうしてくれんのさ!」ﾋｿﾋｿ



マスタード「悪いな、
今度気が向いたら一杯奢ってやるよ、
んじゃゆっくり聞いてやってくれや！」ｼｭﾝｯ


緑色の鳥「あっ!?こらマスタード!!!

...ってか他にも数人居たはずなのに

もう誰も居なくなーい！？」ｽﾞｶﾞｰﾝｯ

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