ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

412:止まらない止められない乙女の夢 ページ12

A side





マスタード「そう言えば、
お前最初はコイツを譲れとしつこかったよな?
それも全て妹の為なのかよ、
随分と金銀財宝を盛られて
内心穏やかじゃなかったぜ。
エッジの所有物じゃなけりゃ
喜んで差し出す金額だったしな。」ｻﾗｯ



ランサー「...Aを引き取るのは
父さんも了承していた。
俺達の紅一点が何かを欲しがるなんて、
母さんがﾀﾋんでから初めてだったんだ。
そりゃ金は惜しまないだろ。」




マスタード「お前も大概やべぇじゃねぇか。」引



ランサー「妹はいいぞ、目に入れても痛くない。
だが、
今その目に入れても痛くない妹は
ニンゲンのAに夢中だがな...」ﾒﾗﾒﾗ



二人が何やら会話をしているようだったが、

私は体がミシミシと音をたてていて
それどころではなかった。



『フウ...ちゃ..ちょっと...たんま..!!
何か...川の向こうに...ばあちゃんが...
まだ生きてるけど...!!』ｳｸﾞｯ


フウ「Aお願い!!このまま私達の所に来て！
きっと幸せにするわ！
私ちゃんと暗殺以外で稼ぐから！」



ランサー「まてフウ、
それは〔俺の味噌汁作ってくれ〕の流れだ！
プロポーズになってしまうぞ!?」ｵﾛｵﾛ




マスタード「...お前、
冷静キャラ返却した方がいいんじゃねぇか?」



『ハァッ...ハァッ..ラ、ランサーさん、
安心して下さい女同士ですから私達。
...私はショートだから男っぽいけど、』ｾﾞｪｾﾞｪ


フウ「??女同士だと
ニンゲンは結婚してはいけないの？」ｺﾃﾝ



『....そんな事はないよフウちゃん、
ニンゲンもね
女性同士だろうと、男性同士だろうと、
年が離れていようと、
愛があれば支えあい、乗り越えていけるものだよ

...イヤ私は子供に何を言っているんだ...』




マスタード「自分で言ってて動揺すんなよ。」呆




フウ「そうなんだ！
凄い、Aはまだ子供なのに
とても大人の素養があるのね?
私の方がお姉さんなのに、
やっぱり不思議な子だわ！」



...うん、モンスターが相手では、
実年齢でも負けてそうだけど、
精神年齢は私の方が上だろうからね。



フウ「じゃあ、
私じゃダメならランサー兄さんと
結婚するといいわ！」ｷｯﾊﾟﾘ


ランサー「ちょっとまて可愛い妹、
思わず頭をひっ叩きたくなったぞ！
何で俺がコイツと結婚しなきゃならないんだ!?」




フウ「え？だって兄さんだって朝には
Aに興味持ってくれたじゃない、
それはもう恋だよ！そうだよね？」圧ﾆｺｯ

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