ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

413:フウの意外な一面 ページ13

A side







ランサー「....ヴッ...イヤ俺は..

...だが可愛い妹が半日会っただけのニンゲンにそこまで興味を持つだけの魅力がAにはあるのか....?...もしかして、
そう思う時点で好きなのか...!?」ｵﾛｵﾛ



マスタード「...こりゃ完全に洗脳されてんな...
メス狼のヤツ、知ってやってんのか...?
絶対コイツの能力だろ。
ってか実の兄貴洗脳してやるなよ...」



『フウちゃんダメだよ。
お兄さんが可哀想でしょ?』ｽｯ



フウ「!?え、...A?」



私はフウの頬にソッと手を置いた。



『落ち着いて、無理に側に置いたり、
お兄さんと結婚させようとしなくても、
私は貴女とずっとお友達だよ？』



フウ「......A」ｿｯ



フウは、私の置いた手に自分の手を添えて、
寂しそうに瞳を伏せた。

その、
悲しそうな顔に思わず胸が締め付けられたが、
私はそのままマスタードに向き直った。



『マスタードさん、
私はニンゲンなので何かと面倒をかけますが、
これからも住まわせて貰ってもいいですか？』



マスタード「ぁあ"?
あー.......別に、
俺はパピルスがいいってんなら
仕方ねぇと思ってるけどよ。」ｶﾞｼｶﾞｼ



『ありがとうございます。』ﾆｺｯ



フウは、マスタードの顔をジッと見ている。




マスタード「he、残念だなガキ、
俺には洗脳は通じねぇぜ？」ﾆﾔｯ




フウ「.....ふん！」ﾌﾟｲｯ



『...フウちゃん』苦笑



フウ「私はもちろんAを信じるよ？
でも、

だからって諦めたりしないわ！」ｷｯ



『....はい？』



ランサー「...すまないA、
コイツ昔から一度好きになったら
とことんタイプなんだ。
母さんがﾀﾋんでからしばらく無かったんだがな。
嬉しいやら悲しいやら...」ｹﾞﾝﾅﾘ



『....意外でした。

...もっとこう....大人しい子なのかと...』


マスタード「見かけで判断すんのは危ねぇぜ、
勉強になったな？」ﾆﾔｯ


ランサー「さあ、
フウ今日はもう帰ろう、
あの馬鹿アックスが暴れてないか心配だ。」ｻｯ



フウ「ぇえ！？も、もう行くの!?」ｽﾞｶﾞｰﾝｯ



ランサー「...これが今回の報酬だ、
恐らくこれからもちょくちょく依頼すると思うからよろしく頼むぞ。」ジャラッ




マスタード「うお、マジで
100ゴールドもくれんのかよ!?
お安い御用だじゃんじゃん呼びつけろ！」ﾆﾔｯ




『...欲望に忠実だねマスタードさん、
しかし、
友達と会うのに有料ってどうなんだ...』ﾓﾔﾓﾔ

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