ﾀﾋにかけて、飛ばされた先でモブは今度はサンズさん達に振り回され翻弄される。<9>【 Undertale】

432:絶体絶命 ページ32

A side





エッジは、
マフェットが面食らう程の大声で捲し立てると、

ゆっくりと歩きながらロッカーに近づいて来る。



...ほらぁぁああ！！

やっぱり知っててやってたよこの骨性格悪い！



エッジはロッカーの前で立ち止まると
そのつり上がった瞳を歪め
ニヤリと微笑んだ。


エッジ「...さて、どうしてやろうか。」




はい、どうもしてやらないで頂きたい.....!!!



ってかお顔が怖いです!!

ロイヤルガードって立場で
その悪者の笑みはダメじゃないかい!?



私が恐怖から
ロッカーのすみに背中を押し付け震えていると、


エッジはロッカーの扉に手をかけた。




ーーーーガチャーーーー





ーーーーーギイイイィィィッーーーーー




ロッカーの扉が開かれていくと、
エッジの形相が現れた。



私は、
肩をフルフルと震わせながら、
この後起こるであろう様々な仕置きを想像する。



エッジって冷酷無慈悲なんだよな...



....最悪
本気で消し炭になる事も
覚悟しなければならないだろうか、





.......あ、



くしゃみとアクビが同時に出そう.....





...イヤダメだろこんな時に....






私はくしゃみとアクビを我慢しようとして顔に力を
入れて何とか止めようとする。


すると、
自然と鼻がツンとして目から涙がこぼれた。




エッジ「.......」



『....』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ





グリルビー「.....っ」ｵﾛｵﾛ




マフェット「ねぇいたかしら隊長さん？」




私は今エッジにジッと見つめられている。


....何だろう、

私が変顔をしているように見えてるのか?

イヤイヤだとしたら、
ふざけんなと激怒して一撃デスだよな。



エッジ「......っ」



『....?....エッg..ﾑｸﾞｯ!?』ｶﾞｯ



私はエッジに声をかけようと口を開けたが、
彼の手によって口は塞がれた為それは叶わなかった



マフェット「ねぇどうなの？
貴方背が高いからこちらからは見えないわ。」




エッジ「.....いや、

どうやら我輩の勘違いだったようだ。」




......ん？




マフェット「あらぁ、そうなの?
残念だわぁ、居たら子供達のご飯に持って帰ろうかと思っていたのに。」ｶﾞｯｶﾘ




イヤイヤ、子蜘蛛のディナーにされてたまるか。



...でも何故、エッジは嘘をついた...?

彼は、
この状況で発言を翻すような人物じゃない。




マフェット「居ないのなら仕方ないわね、
では皆さんごきげんよう、たまには
お店にも顔を出してね隊長さん？」ﾆｺﾘ

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