ﾀﾋを覚悟したのに、何故かサンズさん達はモブを守ろうとする。<8>【 Undertale】

386:エッジと化け猫 ページ36

A side






化猫「ギャハハハアハハ!!!
ロイヤルガードさんよぉ？
久しぶりだなぁ？」ニタア



エッジ「.....ん？
我輩貴様と会った事なぞあったか？」ｺﾃﾝ


『..え』


化猫「ふ、ふざけんなよお!!
お前が我をあんな牢獄に閉じ込めたんだろ!」
ムッ



エッジ「ええいやかましいわ！
ザコの顔なんぞいちいち覚えていられるか！
それより何故Aを巻き上げている」



化猫「アハハハハ!!
お嬢さんは我の元に来るんだ！
我はお嬢さんに倒され命を拾われたんだぁ！」
ｳｯﾄﾘ


『拾ってない拾ってない。』ﾌﾘﾌﾘ



エッジ「よいか!!このニンゲンは
愚兄が我輩にと寄越したのだ、
貴様なんぞにくれてやる義理はない。
それに、お前は脱獄者だぞ、
じきに兵士達が来るから大人しく牢獄に戻れ!!」
ｼｭｯ



エッジは化猫にそう怒鳴り付け、

その瞳を赤く揺らめかせたかと思うと、
次の瞬間化猫の回りを骨が取り囲んだ。

化猫は瞳をギラギラとさせ、
エッジを睨み付けている。


化猫「偉そうに命令するな、
我は誰の指図も受けない！
ああ、お嬢さんを連れていけないなら
我と同化させるしかないなぁ？」ニタア



『...え、....同化って...』



まてまて同化って
...そう言う事じゃないよね猫ちゃんよ!?



そう思っていると、
化猫は私を縛っている尻尾を
自身の真上に持ってきた。



.....ああ、いい眺めだなぁ.....





エッジ「!?まさか貴様Aを
食うつもりなのか!!」ﾋﾟﾝｯ



エッジは重力操作で引きはなそうとしたのか、
私の体が引っ張られた。
だが、尻尾はさらに締め付けを強くするので
骨が軋む。


『!!ウグッイッ!!』ｷﾞﾘｷﾞﾘｯ


ムリムリムリムリ体が裂けちゃう!!



エッジ「....チッ..
いい加減にしろ野良猫ふぜいが!!」ﾋﾟｷッ



化猫「ギャハハハッ!それは我のセリフだなぁ?
邪魔をするなロイヤルガードめ!!」ﾋﾞｭﾝｯ



エッジが重力操作をかけたまま
槍のように細長い骨を持って化猫に襲いかかり、

化猫は三本の尻尾を縦横無尽に動かし、
エッジを捕まえようとしている。


恐らくエッジの重力操作が切れたら
私は化猫の腹の中だろう。


エッジは相当強いはすだが、
私がいるせいか化猫の攻撃をイライラとした
表情で避けながら様子を伺っている。



...このままじゃいずれ食われてしまう..!!


ってか締め付けられてて引っ張られてたら
その内裂ける!!!

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