ﾀﾋにたくないのに回りにいるサンズさん達が強すぎるので護衛が付く事になりました。<7>【 Undertale】

307:サンズの疑心 ページ7

A side




『??何故ですか?』


サンズ「.....念のためだ。
ソイツは居間に寝かせな。OK？」


少し間を開けて言われたので、
他に何か言いたい事があったのかも知れないが、

サンズはそれだけ言うとまた、
トマト酒を飲み始めてしまった。
特に反論も無かった私は
シロの寝床を作る為に
部屋からタオルを何枚か出してきた。


『...よし、こんな物かな。
シロは今日からここに寝るんだよ？』


私がそう言ってシロを頭から下ろすと、
シロは私をジッと見つめた。



『私はあっちの部屋にいるからね。
あ、この家では光線は吐いちゃダメだよ、
家財が壊れたりしたら弁償しなきゃだから。』



サンズ「hehe,
お前さんまるでソイツの親だな？」ﾆﾔｯ



『...この子、言っている事を
多少は分かっているようなので、
一応教えておかないとと思いまして。』



サンズ「...ソイツ、話せはしないんだろ?」



『...さすがに会話は無理かと思います、
それに意志疎通が
本当に出来るかは確認していません。』




サンズ「he、なら確認してみりゃいいさ」クイッ




『え?っわｯ!?』ﾌﾜｯ



サンズの片目が青く揺らめいたような感じがした
瞬間、
私の体が宙に浮いた。

その瞬間、シロはサンズに向かって瞳を光らせ、
臨戦態勢を取るように口を大きく開く


....待って待って!!!



『シロ、ダメ待って!!!』


思わず私が声をかけると、
シロは私の方を見てから口を半分閉める。
それでも完全には閉めてくれない。



『サンズさんやめて下さい!!』



サンズ「...コイツがどういうもんか知る必要がある。」




クソｯ
...サンズ!!ガスターみたいな悪い癖出てるぞ!!




シロ「(ジッ)」



『シロ、この人は私の〔大切な人〕だから
攻撃しない..ｯで!?』ｸﾞﾗｯ



サンズ「...ッ...ｵｯﾄ」



え...サンズ、
今大事な話してるんだから
揺らさないで欲しい。


ぐらついた体勢を直してシロを見ると、

シロは私とサンズを交互に見てから



シロ「.....」ｽｯ



半分開いていた口をゆっくり閉じた。

....あ...あぶなかった。



サンズ「...ほお、
どうやら理解してるみてぇだな?」ﾌﾑｯ



『...攻撃してきたら
どうするつもりだったんです。』



サンズ「hehe、さあな?」ﾊﾞﾁｺｰﾝ



『はあ...
とにかく下ろして下さいサンズさん。
今コーヒー淹れますので』ｹﾞﾝﾅﾘ




シロ「.....」ジッ

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