ﾀﾋにたくないのに回りにいるサンズさん達が強すぎるので護衛が付く事になりました。<7>【 Undertale】

329:ポータルの先は ページ29

A side





私はクロスに押されるまま
ポータルの中へと入って行った。



...まさかナイトメアにこんなに早くバレるとは思わなかったな...


やはりリーパーに切られる前に止めれば良かったか

でも、

..そんな暇無かったもんなぁ....


『...っと、....ここ....は....?』



ポータルから抜けて、
地面に着地した私はゆっくりと顔を上げる。

辺りを見渡すと、
どうやら何処かの森の中のようだ。

暗いから、夜なのかもしれない、

私は辺りを確認しながらふとポータルの方を見て



...見て....



『!?な、何でポータルが消えてるんだ!?』




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
NO side






Aがポータルに入って直ぐ、
シロは後を追おうとポータルに近づいた。


クロス「待てガスブラ、
少しポータルの位置がズレたみたいだ。」ｽｯ


クロスはそう言うと、
ポータルに手をかざす。

すると、真っ暗なポータルが僅かに揺らめいた。



クロス「よし、いいぞ。」



シロ「......そうだ」


シロは、
その掛け声で中に入ろうとしたが、
直前でクロスの方へと向き直った。


シロ「...悪いが、
私は生憎、
主人とA様以外は信用していない。」
シュッ


クロス「!」


シロがそう言った瞬間、
クロスの回りにカラスの群れが現れ、
飛び回っていたカラス達は一塊に融合すると
巨大なボールのような姿になり、

そのままクロス目掛けて飛んできた。


ーーーーガッーーーー



クロス「っ!」



クロスは黒い球体に弾かれ、
シロが立つポータルに向かって飛ばされる。

クロスがポータルに入ったのを見てから、
シロもその中へと入っていった。





ポータルを抜けると、
そこは暗い森の中。

直ぐにAの気配や姿を探したが、
そこに居るのはクロスとシロだけ。



シロ「....A様を何処にやった。」


シロが殺気を放って問うと、
クロスはのそりと起き上がった。




クロス?「クククッ
お前のようなザコが知る必要はないなぁ」ﾆﾔｯ




シロ「.....」





クロスは笑いながらシロに顔を向ける。


シロ「...貴様...グルなのか。」



クロス?「HEHE、..
グルも何もナイトメアは..」ググッ


シロ「!」


話している最中、
クロスの体が突然黒く染まり始めた、

やがて全身を覆った黒いものはその姿を変えていく




???「お前の目の前にいるぜ?」ニヤリ

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