ﾀﾋにたくないのに回りにいるサンズさん達が強すぎるので護衛が付く事になりました。<7>【 Undertale】

303:インクは楽天家 ページ3

A side



『...身勝手では無いと思いますよ、
彼は私を助けようとして下さったんですから。
感謝こそすれ..』


ドリーム「....ボクは知ってるんだ」ﾎﾞｿｯ



『え?』

ドリーム「あ、ううん何でもない！
それよりAちゃん、
今日はどうしてReapertaleに居たの？」



『....いや、それが全く分からないんです。
インクさんに言われた通りアンダースワップを
イメージしながらポータルを潜ったんですけど、
気がついたらもうリーパーさんのお家にいました。

そもそも、
リーパーテールなんて知らなかったですし。』


...そうだ、あの小瓶が、
何か不具合を起こした可能性も......


あ....


『...そう言えばあの小瓶』ｺﾞｿｺﾞｿ


ドリーム「?どうしたの？」


『....リーパーさんが持ったままです。』


ドリーム「え!?
じゃあ返して貰わないと！」


インク「んー、まあいいんじゃない？
彼にはボクから話しておくよ、
Aちゃんを守護するなら
使うかもしれないし！」


ドリーム「え！そんな軽くていいの!?
リーパーが悪用してルートが乱れたり、
バグが発生したらどうするのさ?
彼は完全なヒーローではないんだよ?」


インク「その時はボクが止めるさ！
それに、もしかしたら今回の事で
彼の世界も分岐が出来る可能性があるし、
そうなったらまたAUが増えるって事になる!
それは素敵な事じゃん！」ｷﾗｷﾗ


あっけらかんと話すインクを見て、
ドリームは呆れたような顔をしながらため息をついた。


ドリーム「...はぁ、君ってヤツはどうして
そんなにお気楽でいられるんだか、

んー、まあインクがいいって言うなら
ボクは構わないけどさ!」


『ドリームさんも切り替えが光のように早い』


ドリーム「え？」ｺﾃﾝ


ドリームはあれだ、切り替えが早いと言うより
興味が薄れるのが早のかもしれない。


守護者は皆そう言う物なのか？

でも、

それにしてはネガティブ酔いを起こした時は
随分と不機嫌そうだった。

彼等にも当然、

誰にも言えない悩みはあるんだろうな。


助けて貰ってばかりだし
私で何か出来る事があればいいけど、

ただのニンゲンに出来る事なんてたかが知れてる

せめてトラブルを起こさないようにするしかない

...んだけど


『トラブルの渦中に放り投げられたら、
もうどうしようもないよな...』ﾎﾞｿｯ


ドリーム「??Aちゃん大丈夫？
また気持ちが落ち込んでるみたいだけど。」




っんでこの隠せない事の辛さよ。

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