ﾀﾋにたくないのに回りにいるサンズさん達が強すぎるので護衛が付く事になりました。<7>【 Undertale】

311:シロは起伏が激しい ページ11

Sans side





サンズ「....やっぱり話せるんだな。」



シロ「...A様の、
...あの笑顔を見たら言い出せなかった。」



サンズ「笑顔?」



シロ「まるでペットを可愛がる飼い主のような
その笑顔をされた後で
普通に喋れると知った時のA様の
ショックを受けたお顔を想像したら
とても言えないだろう！

絶対気まずくなるし
私が彼女より年上だと分かった日にはもう
ギクシャクするのが目に見えてる！」プルプル



サンズ「...お、..おう、
he,マシンガントークとはこの事だな、
オイラじゃなかったら聞き取れねぇぜ?

...あー傷心の所すまんが、

正直ガスブラがそこまで流暢に喋るとは思わなかったんで少し驚いてんだが?」



シロ「...私は正確にはガスブラではない。
主人に使えている〔カラス〕だ。
元々実体はないからこうして憑依している。」 ｽﾝｯ




サンズ「...唐突に冷静になられても困惑するぜ。

へぇ、成る程な。
違和感あったのはそれが原因か。
...で、何だってリーパーのお付きのカラスが
ガスブラに憑依しなきゃなんねぇんだ？」



シロ「...ふん、
主人の〔婚約者〕である
A様を守るのは使いとして当然だろう。」



サンズ「だがそれは
Aの傷を癒す為にした事なんだろう?
【偽り】の(婚約)なのに
随分と律儀じゃないか。」



シロ「ふっ、そんな事は私には関係ないな！
主人が守役として私を選んだのだ、
私は与えられた使命を果たすのみ！

ああ、これでやっと主人のお役に立てる...
この100年もの間、
カラスの仲間達を〔ただ呼ぶ〕以外やる事もなくて
発狂する程暇だった私にも

やっと役目が与えられたんだ！

それなのに、
私はまだ一言もA様と
言葉を交わせていない...
あの忌々しいスケルトンの連中さえ居なければ
今頃私はA様と
楽しく会話が出来ていたはずなのに！」ﾜﾅﾜﾅ




サンズ「お前が情緒不安定すぎて不安になる。
そんなんでAの護衛が出来るのかよ?」



シロ「ふん、
お前なんぞに心配される謂れはない」ｷﾞﾛｯ



サンズ「ちゃんとAに話せる事言えよ。」


シロ「!?...そ...それは...また後日だ...

き...きちんと紙に....

台詞を書いて置かなければならないしだな.....」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ



サンズ「情緒不安定な上に上がり症って...

書くも何も手無いだろお前...」ため息





...失敗した....話しかけなけりゃ良かった...




コイツ想像してたより面倒臭いな

312:シロは努力家→←310:猫可愛がりされればムリもない

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す