ﾀﾋにたくないのに何故か闇AUで働いて光AUで働くモブな私は今日もサンズさん達に追いかけられる日々を過ごしている〈6〉〔undertale〕

278:二人は似ている ページ28

A side





『あ、あのリーパーさん、
私別に受け入れようとなんてしてないですよ。』


痛いのも、怖いのも大嫌いだ。
ましてや受け入れようとなんてするはずがない。



Reaper「このまま絶望や恐怖を受け入れ続ければ
いずれお前は壊れるぞ。
...これは死神からの忠告だ、いいな。」




リーパーはそう言うと、
首に巻き終わった包帯にソッと手を当てたまま
私を見つめた。

その瞳は底の見えない闇で、
私は吸い込まれそうな錯覚を覚えて、
少し身震いした。


『えっと...鋭意努力します、リーパーさん』


リーパー「...本当に分かったんだろうな」ため息


パピルス「サンズ!Aにあまり
難しい事言うな！分かるはずがないだろう！」ﾌﾟﾝｯ


『あー...えっと、パピルスさん、』

リーパー「...兄弟、コイツは子供じゃないとさっき言ってたただろう、」


パピルス「何を言うサンズ？
そんな事は分かっている！」


『っグフッ』−100(吐血)


パピルス「ニェーーー!!??
Aが突然吐血したぞ!?」


リーパー「兄弟もうやめてやれ..
AのSAN値がマイナス値だ」


パピルス「え、俺様何かしたのか？」ｺﾃﾝ





ああ・・・純粋な子の言葉程突き刺さる物は無い
お陰さまで久しぶりに吐血してしまったよ

向こうのパピルスに
軟弱だのなんだのと怒られてしまうな。




リーパー「...ほら」ｽｯ


リーパーの声かけに視線を向けると、
ハンカチを私に差し出している。


『..あ、すいませんリーパーさん』



パピルス「サンズ!!
そう言えば貴様、
Aとはすっかり話せるみたいだな！
俺様は安心したぞ！」ﾆｶｯ



『ん、話せるとは？』ﾌｷﾌｷ


パピルス「サンズはな、
普段は兎に角喋らないんだ！
俺様やトリエルには普通に会話するけど、
他のヤツには全く口を開かん。」


リーパー「...無駄口が嫌いなだけさ。」



...ほう、最初のイメージ通りだったのか。

でも、こうして話していると向こうのサンズと
変わらずフランクそうに見えるんだけどな。


...イヤ、フランクな死神ってどうなんだ...




リーパー「...まあ、お前は触れられるから、
今一距離感が分からないのもあるかもな。」


パピルス「俺様分かっちゃったぞ！
それはあれじゃないか?
〔恋〕ってヤツだろ！！」ﾊﾟｱｯ


『いやそう言う淡い距離感ではないと思いますよ。』


前々から思ってたけど、
パピルスって純粋な子のはずなのに

恋愛に興味津々な発言多いよな...お年頃か、

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