277:彼女の器 ページ27
A side
リーパーの手招きに従って私が近づくと、
彼は鎌をテーブルに立て掛けて、
何やら少し埃のかぶった箱を取り出すと
その箱をテーブルに置いて中を確認している。
Reaper「....あるな、ここに座れ。」ｸｲｯ
『?はい。』
私が促された椅子に座ると、
突然とリーパーは首に巻かれた包帯を
丁寧にほどき始めた。
『あ、いいですよリーパーさん
手当てなら自分で、』
Reaper「...いいからジッとしてろ。」圧
『は、はい。』
この有無を言わさない感じはまるっきりサンズだ。
パピルス「俺様達には必要無かったけど、
他のモンスター用にとっておいて正解だったなサンズ!!」ﾆｶｯ
Reaper「....そうだな。」ﾃｷﾊﾟｷ
..何か死神に手当てされるって凄い違和感ある。
首に巻かれた包帯は取り払われ、
覗き込んだパピルスが顔をしかめた。
Reaper「...お前、これ痛くないのか?」
パピルス「俺様今ほど皮膚が無くて良かったと思った事はないぞ!?」
『...そりゃ痛いですよ、
でもまだ我慢出来ない程ではないです。』
私の言葉にあきれた様なため息をついたリーパーは
傷口に新しいガーゼを当てて、
包帯を、やはり丁寧に巻いていく。
Reaper「...俺は
ニンゲンのソウルを狩るのが仕事だ、
好きでやってんじゃねぇけどな。」
『え?』
...死神の存在でありながら
魂を狩る行為が好きじゃないだって..?
それは大層矛盾しているではないか。
パピルス「元々、
俺様達は神々の手によって作られたんだ！
ニンゲンが増えすぎちゃったから
数を減らす為にな！」
『...成る程、
他の神様がその目的の為にリーパーさん達を
生み出したんですね、それなら出会って早々に
私を消そうとしたのも頷けます。』
Reaper「...あー....悪かった」ﾎﾞｿｯ
『あ、いえ謝らなくていいです。
怖かったですが、リーパーさんがした事は
こちらの世界の事情だと理解しました。
自分の家に突然現れたのが
普段狩っているニンゲンだったんです、
私がその立場なら当然かt..』
Reaper「A」
思った事をつらつらと述べていると、
急にリーパーに名前を呼ばれたので
少し目を見開いてしまう。
リーパー「お前、
今恐怖を無理矢理受け入れようとしてるだろ
全てを受け入れようとするな。
それは普通の〔ニンゲン〕のする事じゃない。」
『え..』
リーパーに言われた言葉が頭の中で木霊している
恐怖を....受け入れようとしてる....私が?
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アンテ民 - シロちゃん！！！！！！！！！！！がわ''い''い''！！！！！！！！ (4月22日 19時) (
レス) @page50 id: cbeca1c945 (このIDを非表示/違反報告)
こはく - おもろかったです。更新頑張って下さい (2月5日 1時) (レス) @page50 id: 1f0aa0eace (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ星人 - 面白かったです！更新無理せず頑張ってくださいね！ (11月21日 6時) (レス) @page50 id: aca7ec2b31 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢(プロフ) - 面白すぎ！！！！！！こういう作品を待ってました！！！！ (2023年2月11日 15時) (レス) @page50 id: 57d6b15c0e (このIDを非表示/違反報告)
yuito - よしこれからは一家に一台シロちゃんの時代に(((なるわけ(((でもなったらいいよね (2023年1月14日 18時) (レス) @page50 id: ffa82a263f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫軍曹 | 作成日時：2022年9月11日 21時
