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270:その使命の対価は..? ページ20

A side




『...では、具体的にどうやって見回りをすればいいんですか?』


何かそう言う、世界を見れる何かがあるとか?


インク「実はね、そこがボクが困ってる所で、
AUを外側から見る事ももちろん出来るし
ボクは基本的にそうしてるんだけど、
それだとどうしても見落としが出ちゃうんだ!
だから、
Aちゃんには実際にAUの世界に入って貰って、パパっと様子を見てきて欲しい!」



...〔実際〕に見る?


『私は空間を行き来なんて出来ないですよ?』


私がインクにそう疑問を投げ掛けると、
彼はさも待ってましたと言うような顔をしながら、
懐から何かを取り出した。


インク「うん!そう言うと思ってさ!
これを作って置いたんだ!
これがあれば空間移動も出来るはずだよ!」スッ


インクがそう言って差し出したのは、
小さな小瓶だった。

私がその瓶を覗き込むと、
その中にはインクが入っているようだったが、
様々な色が中には入っているのに
混ざり合う事なく漂っている
不思議なインクだった。


『...これ、一体どうなってるんですか?』



インク「フフンッ凄いでしょ!?
これにはボクの魔力を封じてあるから、
これを少し垂らせばいいんだよ!」ニコッ


...成る程、
これがあれば自由に行き来が可能になると。


って事は、この瓶を無くしたり、
または破壊されてしまった場合はアウトって事なんだな。


『...ちょっと怖いですね。』



インク「大丈夫だよAちゃん!
君は危ないAUには行かせないし、
ボクが把握しているAUにだけでも
行ってくれるととっても助かるんだ!
何せ今も新しいAUが生まれてて、
それもボクは観測しなければいけないからさ!」



..よく考えたらインクの守護者としての仕事って
とんでもない仕事量だよな、

それを何故、
たった一人でやるなんて事になるんだろうか?


『...ドリームさんも時間が合えば手伝って下さっているみたいですけど、
普段はこれ、お一人でされてるんですか、
全部をたった一人で?』



インク「うん、そうだよ!」ニコッ



『とんでもない事なのにそんなサラッと笑顔で..』



そんな気が狂いそうな事を、
彼はたった一人で....


そんな偉業を誰も知らないで....




それはどんなに....





どんなに孤独なんだろうか?





『...あの、インクさ..』

インク「改めてAちゃん、よろしくね!

〔観測者〕の
【パートナー】として!」ニカッ

271:夢中になると..→←269:守護者の世界観は



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設定タグ:undertale , Sans , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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アンテ民 - シロちゃん!!!!!!!!!!!がわ''い''い''!!!!!!!! (4月22日 19時) (レス) @page50 id: cbeca1c945 (このIDを非表示/違反報告)
こはく - おもろかったです。更新頑張って下さい (2月5日 1時) (レス) @page50 id: 1f0aa0eace (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ星人 - 面白かったです!更新無理せず頑張ってくださいね! (11月21日 6時) (レス) @page50 id: aca7ec2b31 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢(プロフ) - 面白すぎ!!!!!!こういう作品を待ってました!!!! (2023年2月11日 15時) (レス) @page50 id: 57d6b15c0e (このIDを非表示/違反報告)
yuito - よしこれからは一家に一台シロちゃんの時代に(((なるわけ(((でもなったらいいよね (2023年1月14日 18時) (レス) @page50 id: ffa82a263f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒猫軍曹 | 作成日時:2022年9月11日 21時

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